秋葉原の工具屋さんでもらったホーザンとエンジニアと大洋電機(goot)のカタログを読んでいるのだ。ナイスな工具がいっぱいなのだ。実は、きのうもきょうもニッパーを新調したんだけど、ほかにもいろいろ欲しいものがあるのだ。手段が目的化してるんじゃないかって? ああ、そういうときもありますねえ。工具を試したいから工作をしてるときがあります。ニッパーを買うとコンデンサや抵抗の足をパチンパチン切りまくりたくなる。ドリルの歯を買うと、手当たりしだい穴だらけに。あー、楽しい。
カテゴリー: 電子工作
さらにエッチング
続けざまにもう1枚。やけに傾いてますけど、なんとなくそうしてみたくなったのでした。転写テクはだいぶ進歩。でも、パターンの設計に改良が必要。とりあえず動作はしてます。またまたヘッドフォンアンプです。いったい何個作ったのだろうか(15個くらいかも)。
ツメがまっくろになりました。最後にトナーを削り落とすときになっちゃう。転写後の紙をグリグリはがすときも水仕事。指さきが荒れそうな手法です。
30年ぶりのエッチング
エッチングをしてみた。約30年ぶり。前回やったのは小学生か中学生の頃です。そのときはインレタを基板に貼り付けてパターンを作った記憶がある。今回は、レーザプリンタで印刷したパターンをアイロンで転写する方法を採用。トナーが溶けて銅の面に定着し、そこがマスクされるわけですな。
この手法では用紙の選択がキモらしいんですが、ワタクシはRicci Bittiさんの手引きにしたがって、テカッてる薄くてチープなチラシを使ってみた。2度やり直して、3度めでなんとかできた。美しさからはほど遠い仕上がりですけど、とりあえず使えそう。アイロンの時間はもっと短くてもよかったかもな。次回はもう少し精度を上げて、表面実装を前提にしようと思います。やっぱり穴あけ作業でくたびれたので。
(あ、写真をみてたら、穴をあけ忘れているところを発見……)
無印ケースの新型2種
無印良品のポリプロピレン・ケース・シリーズに新しい製品が加わっていることに気付いた。
ひとつは『ピル・ピアスケース・大』。可動式の仕切りで12室に分割されてます。ちっこい部品の管理によさげ。252円。
もうひとつは『救急用品ケース』。スリーサイズは75mm×110mm×46mmで、適度な深さがあります。部品入れとしてだけでなく、自作装置の筐体としても使えそう。210円。
さっそく2つずつ買いました。
光るフルーク
ヤフオクで落とした古のデジタルマルチメータ(DMM)が届いた。FLUKEの1980年頃の製品。同一モデル2つを融合して1つの完動品を生成。いわゆるニコイチですな。たのしぇーっ!
電源をいれると筐体内部の基板のまんなかで電球が光ります。ここで光っても外からはまったく見えない。なかに住むこびとさん用?
よくわかりませんが、ウィーンブリッジ型発振器の回路図に出てくるのと同じ、抵抗器としての電球ですかね。渋い。見慣れない形の部品もいくつか。CADDOCKのフィルム抵抗はじめて見た。ハァハァ。やみつきになりそう(また古い測定器を買ってしまいそうの意)。
指でさわってみる
麹町アジャンタにてエヌ氏とカレー会議。ビールとアチャールの成分が脳を活性化させ、すばらしい洞察が矢継ぎ早に生じた。問題はそれをほとんど覚えていないことにありましょう。
いま読んでいる本は、岡村廸夫著『アナログ回路はどうすれば理論どおりに働くか』。1990年の本。この人の本を読むのはこれが2冊目ですけど、話がおもしろいんですよね。
回路の動作状態の調べ方を解説する章に、「指でさわってみる」という段があって、「指先は非常に便利な道具で、近づけた、あるいはちょっとさわった状態から次第に力を入れていくと、可変抵抗のように影響を与える度合いが調整できる。(中略)もっとも、この話を聞いた筆者の知り合いが220Vの交流動力線に適用してひっくり返って、人工呼吸など大騒ぎをしたことがある。したがって、指でさわってみる方法は非常に有効だが、何Vでているかよく承知の上で適用するよう、特にことわっておく」とか書いてある。
写真はこの本の見返し。すでに絶版なので図書館で借りてきた。そしたら、いまは使われていない、手作業時代の貸し出しシステムが残っていた。昔の図書館の本はこんなふうになってましたな。なお、この本は定価2000円なのに、amazonでは5980円で売られています。貴重な本なのか。