麹町アジャンタにてエヌ氏とカレー会議。ビールとアチャールの成分が脳を活性化させ、すばらしい洞察が矢継ぎ早に生じた。問題はそれをほとんど覚えていないことにありましょう。
いま読んでいる本は、岡村廸夫著『アナログ回路はどうすれば理論どおりに働くか』。1990年の本。この人の本を読むのはこれが2冊目ですけど、話がおもしろいんですよね。
回路の動作状態の調べ方を解説する章に、「指でさわってみる」という段があって、「指先は非常に便利な道具で、近づけた、あるいはちょっとさわった状態から次第に力を入れていくと、可変抵抗のように影響を与える度合いが調整できる。(中略)もっとも、この話を聞いた筆者の知り合いが220Vの交流動力線に適用してひっくり返って、人工呼吸など大騒ぎをしたことがある。したがって、指でさわってみる方法は非常に有効だが、何Vでているかよく承知の上で適用するよう、特にことわっておく」とか書いてある。
写真はこの本の見返し。すでに絶版なので図書館で借りてきた。そしたら、いまは使われていない、手作業時代の貸し出しシステムが残っていた。昔の図書館の本はこんなふうになってましたな。なお、この本は定価2000円なのに、amazonでは5980円で売られています。貴重な本なのか。
リセット回路は一般的に出力がオープンコレクタ(オープンドレイン)なのですが、たまにプルアップ抵抗を付けるのを忘れていて、そういう時指で触ると動いたりしますね。
あとQFPの半田失敗ピンも指で触ると挙動が変わったりするので(あと上から押したりする)、指は便利です。
温度計にもなりますしね。:-)
指でオシロのプローブをつまんで波形を出すのも楽しいです;-)
ハードもののデバッグの時には、五感のうちの視聴嗅触の四つを使いますね。味覚は電池の電圧を見るくらい? あ、あとシックスセンスも必要か(笑)。
006Pの味を思い出すと、ツバがでてきます。
>>006P
コメント見るだけで出てきした:(_