美しき古の計算機たち

Core Memory (Cover)

最初の数ページで痺れました。『CORE MEMORY』は古のコンピュータたちの美しい写真集。
すべての写真に見応えがあるのですが、とくに計算機の内部に接近した映像の情報量が凄い。高密度に並べられた真空管、空中で配線された抵抗器、無数のワイア。それらからは手作業の痕跡が読み取れます。作った人の息づかいが伝わってきます。
計算機の外側から寄った写真もいい。たくさんのスイッチが並んだフロントパネルの写真がとくにいい。操作した人たちが何を思ったか想像したくなります。
引いた写真もいいですね。Honeywell 316の美しさに目を奪われます。この写真家は解ってますな。とにかく全部いい! と大絶賛せずにはいられない1冊です。

なお、著者のWebサイトでも一部の写真が見られます(Mark Richards – Core Memory)。

ニュービジネス

Alarm Robo

自分的にきょう一番ウケたニュース→『アスキー創業者の西和彦氏、高級オーディオ販社設立』(Nikkei)。なんかわかる気がする。影から応援していきたい、と思った。

写真は某駅で見た警報機と思われる装置。ロボットみたい。

指でさわってみる

麹町アジャンタにてエヌ氏とカレー会議。ビールとアチャールの成分が脳を活性化させ、すばらしい洞察が矢継ぎ早に生じた。問題はそれをほとんど覚えていないことにありましょう。

貸し出しカードいま読んでいる本は、岡村廸夫著『アナログ回路はどうすれば理論どおりに働くか』。1990年の本。この人の本を読むのはこれが2冊目ですけど、話がおもしろいんですよね。
回路の動作状態の調べ方を解説する章に、「指でさわってみる」という段があって、「指先は非常に便利な道具で、近づけた、あるいはちょっとさわった状態から次第に力を入れていくと、可変抵抗のように影響を与える度合いが調整できる。(中略)もっとも、この話を聞いた筆者の知り合いが220Vの交流動力線に適用してひっくり返って、人工呼吸など大騒ぎをしたことがある。したがって、指でさわってみる方法は非常に有効だが、何Vでているかよく承知の上で適用するよう、特にことわっておく」とか書いてある。

写真はこの本の見返し。すでに絶版なので図書館で借りてきた。そしたら、いまは使われていない、手作業時代の貸し出しシステムが残っていた。昔の図書館の本はこんなふうになってましたな。なお、この本は定価2000円なのに、amazonでは5980円で売られています。貴重な本なのか。

カッフン

ここ数日、微妙に鼻水が湧いてくる。花粉でしょうか? 今年もクソ花粉が飛散しはじめたということでしょうか? いっそ、花糞と書いたらどうか。もうそんな気分。

未来世紀ニイガタ

電子工作物に取れないバグがひとつ。プログラムをいくら見直してもダメ。もしやと思い、部品を取り替えたら消えた。これぞ組み込み! と思ったけど、原因はやはりプログラムにあるんじゃ? というモヤモヤも残り中。

DeNAが新潟にサポセンを作り450人態勢でモバゲーの監視を行うというニュース(ITmedia)を読んで、30個×15列の机が並んだ大きな部屋でみんな一心不乱にモバゲーを見ている絵を想像してみた。

毎晩夜食

あたらしい醤油を買ったので、ほんじつのお夜食は焼きおにぎり。オーブントースターで簡単に。5分ほど焼いたところで、井上醤油店の『古式じょうゆ』をたらり。そしてもう数分焼いてできあがり。カリカリになるまでは焼かない方針です(堅くなった米粒が歯にはさまるのが苦手)。このお醤油はかなりスッキリした味のようです。でも、焼きおにぎりだけじゃわからないですな。明日は冷や奴だ(寒いけど)。