ヤフオクで落とした古のデジタルマルチメータ(DMM)が届いた。FLUKEの1980年頃の製品。同一モデル2つを融合して1つの完動品を生成。いわゆるニコイチですな。たのしぇーっ!
電源をいれると筐体内部の基板のまんなかで電球が光ります。ここで光っても外からはまったく見えない。なかに住むこびとさん用?
よくわかりませんが、ウィーンブリッジ型発振器の回路図に出てくるのと同じ、抵抗器としての電球ですかね。渋い。見慣れない形の部品もいくつか。CADDOCKのフィルム抵抗はじめて見た。ハァハァ。やみつきになりそう(また古い測定器を買ってしまいそうの意)。
Wema
「付箋とWikiの融合した不思議空間」であるところのWemaForPHPを先週から活用中。オンライン・メモ用にWiki的なものを導入しようとずっと前から思っていたのですが、ついに、「オレが探しもとめていたのはこれかも?」と思えるものに出会いました。2006年には現在の形にまで仕上がっていたようなので、知り合うまでにだいぶ時間がかかったことになりますな。
機能が絞られていて、動作が軽くて、スクリプトを直接いじる必要があるけど設定関係が簡素なところなどがとってもナイス。操作系が自然ですぐに覚えられる。開発者のセンスの良さが感じられます。
wemaは複数のマシンの間で備忘録的小情報をやりとりする目的で使ってます。自分でインストールしなくても、同じように使えるサービスは多々ありそうですが、こういうのはやっぱり自分のサーバで動かしたいんですよね。
その理由を考えてみた:
・勝手に仕様が変わると面倒(自前のサーバなら、自分で変えないと変わらない)
・アカウントを作ったり、管理したりがイヤ
・広告でページが重かったり、気が散ったりする
・ユーザが増えるとレスポンスが悪化する
・100億円計画が他人のサーバに記録されるのが不安
といったところでしょうか。最後のは冗談ですけどね。
Bolo
大衆芸能
2007年度芸術選奨で立川志の輔が大衆芸能部門の文部科学大臣賞をもらったらしいのですが、もうひとり一緒にその部で受賞したのは細野晴臣なんですよね。大衆芸能なの? 音楽部門が別にちゃんとあるんですよ? 式典で志の輔と細野晴臣が並んでいる図を想像してみた。うーん、ま、いいか。
高円寺の新星だった
新星堂が債権放棄を受け、事業再建を図るというニュース(Nikkei)。売り上げが年々減少し、店舗数も2/3になってしまったとのこと。新宿ルミネ1の新星堂の場所はいま工事中ですけど、閉店したんですね。
23区内の店舗リストを見てみた。高円寺店が一番上にきてます。若い頃、よく買ったお店です。なぜここが筆頭かというと、たぶん新星堂発祥の地が高円寺だからでしょうね。1949年創業ですから、戦後の焼け跡に……みたいな話があるのかも。
で、高円寺の変わったレコード屋さんのことをつらつら書こうかと思ったけど、最近は全然行ってないのでまたの機会にしようと思った。もすこしあたたかくなったら自転車でいくだな。阿佐ヶ谷からガード下を通って行けば新星堂のすぐ横に出ます。
計算とは何か
あいかわらず量子コンピュータ方面の本を少しずつ読んでます。でも、いっこうに理解が深まりません。
最後に読んだのは『宇宙をプログラムする宇宙―いかにして「計算する宇宙」は複雑な世界を創ったか?』という本なんですが、タイトルは凄いんだけど、内容的にはさほどグッと来なかった。ていうか、ゆってることがよくわかんないのよね。物理学者たちに関する逸話の部分は面白かった。
きょう、近所の書店で日経サイエンスを立ち読みしてたんですけど、日経の古田彩さんという記者の人がこの分野に詳しいということを知った。その記事は、量子コンピュータ誕生の歴史的経緯についてまとめたもの。自分的には「熱を発生しない計算が可能である」という話が量子コンピュータにつながってくる所にグッときた。
古田さんの原稿は、オンラインでも入手できます。『多数の宇宙で計算する 常識を揺るがすコンピュータ』。量子コンピュータの短い歴史と、「計算とは何か」について書かれています。2本のPDFで、文庫本64ページ相当。日経サイエンスの原稿より情報量が多く、熱いです。
※ツアー・オブ・カリフォルニアでマリオ・チポリーニがステージ3位に入った、というニュースが入電(from むーむーさん)。うわー、本当だ! ほんとうにいる! 証拠写真→CYCLINGTIME.com