地底データセンター

面白いと思ったニュース。『サンなど11社、地中に情報処理拠点』。中部地方の坑道跡を整備してデータセンター化する話。涼しく、冷却水が潤沢で、地盤が安定している点が良いらしい。最終的に3万台のサーバーを収容する計画らしい。

秘密基地感満点ですな。マイサーバーも1台そこに置いてもらいたい。でも、高そう。開発に250億円かけるとのこと。廃坑の持ち主からすると、魅力的なビジネスでしょうな。防空壕跡でキノコの栽培をしているのを見たことがあるけど、それとは動く金額がだいぶ違いそう。でも、働く人は大変ですな。山中の廃坑でコンピュータのお守りをするのは、かなりシュールなシチュエーションだと思います。ある意味SF的。

追記:
詳しい資料がIIJから出てました。『地底空間トラステッド・エコ・データセンター・プロジェクト』というらしい。略すと地デプでしょうか。IIJ株は今日おおきく値上がりしました。

日本橋までお買い物に

ニッポンバシ大阪・日本橋の共立電子へ行ってきた。オンラインでは注文できなくなってしまった部品があって、それがどうしても欲しかったんだけど、店舗(シリコンハウス)で尋ねたら在庫ありました。
共立のネット通販は、カード決済が使えるうえに、小さい部品なら定形外郵便で送ってくれます。秋葉原へ行く電車賃より安い。なので、ちょくちょく利用しているのですが、大阪のお店へ行ったのは今回がはじめて(ていうか日本橋自体が15年ぶりくらい。変貌してた)。オンラインショップでしか見たことなかったお店のリアルショップを訪れるのってちょっと不思議な感覚がありました。バーチャルからリアルへ。旅の効果ですな。

オレも旅

オレも旅に出るよ。陸続きのところだけど、旅は旅だ。時速250キロで西へ(最近の新幹線のスピードを知りません)。

また朝が来た

こんな時刻(午前6時)にビール飲みながらハンバーグ焼いてるオレの生活は異常でしょうか。ま、いいか。ちなみに、ハンバーグは豆腐ハンバーグです。うまそう。

バーチャル電子工作

OP275 出力側のカップリングコンデンサなし 入力は0.2vp-pのサイン波(実機はPCで生成)
OPアンプの本を読んだけど理解できない。分数の分母のところがまた分数になってるような式がいっぱい出てきてイヤ~ンな感じ。世の中のアナログ回路技術者の方々は、これをちゃんと理解しているのでしょうか。凄い。尊敬。

でも、ある本には「こうした煩雑な式を用いるより、回路シミュレータで定数を求めることが増えています」みたいな記述もあった。そりゃ分数の計算ばかりやってたら効率悪いですよね。

回路シミュレータは、雑誌を読んでいてもよく出てきます。SPICEとかいうやつ。コンピュータ上に仮想の電子回路を構築し、その動作を再現分析できる。サイバーじゃん! 難しそうなので避けてましたが、分数よりマシな気がしてきたので入門書を買ってきて一晩じっくり取り組んでみた。

OrCADのお試し版をインストール。回路規模の制約はあるものの、OPアンプ一発のヘッドフォンアンプの実験をするくらいなら平気そう。

作業は、まず回路図を入力するところから。作ってはみたけどいまいちスッキリしないヘッドフォンアンプ9号機の回路を入れてみた。何度か使ったEAGLEよりも快適に描けました。次にシミュレーションの条件を設定。オシロで調べるときと同じようなことを、画面の上でやるわけですな。そして実行。

写真はその結果。左は実機の入出力をオシロで観たもの。右がPSpice(OrCADの回路シミュレータ)の解析結果。現実とバーチャルが完全に同じ状態を示しています。カッコイイ!

電子工作に入れ込んでいるのは、実体のあるものを作る楽しさを求めてのことなんですが、回路シミュレータをいじっていたら、「バーチャル楽しい……」という感覚も立ち上がってきた。ていうか、おれバーチャル好きだし!

本来の目的であった、発振したバージョンを再現することには成功していません。シミュレータを使ったからといって原理の学習が不要となるわけじゃない。当然ながらシミュレーションと現実の違いって話もありますな。そのギャップに哲学の余地があったりね。もう少し探求してみます。