指でさわってみる

麹町アジャンタにてエヌ氏とカレー会議。ビールとアチャールの成分が脳を活性化させ、すばらしい洞察が矢継ぎ早に生じた。問題はそれをほとんど覚えていないことにありましょう。

貸し出しカードいま読んでいる本は、岡村廸夫著『アナログ回路はどうすれば理論どおりに働くか』。1990年の本。この人の本を読むのはこれが2冊目ですけど、話がおもしろいんですよね。
回路の動作状態の調べ方を解説する章に、「指でさわってみる」という段があって、「指先は非常に便利な道具で、近づけた、あるいはちょっとさわった状態から次第に力を入れていくと、可変抵抗のように影響を与える度合いが調整できる。(中略)もっとも、この話を聞いた筆者の知り合いが220Vの交流動力線に適用してひっくり返って、人工呼吸など大騒ぎをしたことがある。したがって、指でさわってみる方法は非常に有効だが、何Vでているかよく承知の上で適用するよう、特にことわっておく」とか書いてある。

写真はこの本の見返し。すでに絶版なので図書館で借りてきた。そしたら、いまは使われていない、手作業時代の貸し出しシステムが残っていた。昔の図書館の本はこんなふうになってましたな。なお、この本は定価2000円なのに、amazonでは5980円で売られています。貴重な本なのか。

カッフン

ここ数日、微妙に鼻水が湧いてくる。花粉でしょうか? 今年もクソ花粉が飛散しはじめたということでしょうか? いっそ、花糞と書いたらどうか。もうそんな気分。

未来世紀ニイガタ

電子工作物に取れないバグがひとつ。プログラムをいくら見直してもダメ。もしやと思い、部品を取り替えたら消えた。これぞ組み込み! と思ったけど、原因はやはりプログラムにあるんじゃ? というモヤモヤも残り中。

DeNAが新潟にサポセンを作り450人態勢でモバゲーの監視を行うというニュース(ITmedia)を読んで、30個×15列の机が並んだ大きな部屋でみんな一心不乱にモバゲーを見ている絵を想像してみた。

毎晩夜食

あたらしい醤油を買ったので、ほんじつのお夜食は焼きおにぎり。オーブントースターで簡単に。5分ほど焼いたところで、井上醤油店の『古式じょうゆ』をたらり。そしてもう数分焼いてできあがり。カリカリになるまでは焼かない方針です(堅くなった米粒が歯にはさまるのが苦手)。このお醤油はかなりスッキリした味のようです。でも、焼きおにぎりだけじゃわからないですな。明日は冷や奴だ(寒いけど)。

オジャじゃ

オジャ(我流)というわけで、さっそく我流でオジャを作ってみました。新じゃが、ひよこ豆(缶詰)、ハム、さやえんどうを水で煮ただけ。あ、隠し味として小さいトマトもひとつ入れました。調味料は塩のみ。ゆで時間は30分くらい。じゃがいもが煮くずれはじめたところで、できあがりとしました。
お味はどーじゃ、と、いただいてみると……、ほっこリ、ふんわり、とろり、じんわり。
よく火が通ったじゃがいのほっこり感とひよこ豆のふんわり感が口のなかでとろりと混じり合い、そのあと、具材の味がじんわり広がってきます。ひよこ豆がいい仕事をしています。これは冬の夜に最適ですな。ハムをもっと高級なものにすると高度な味になりそうだけど、おじやとして考えたときは、このくらい単純なほうがいいですな。

じやじや

「おじや」の定義ってハッキリしないんだろうな、と思いながら、Wikipediaをみたら、やっぱりハッキリしなかった。
「もともとは雑炊のことをいう女房言葉であった」という説明のあと諸説が取り上がられているものの、結論は無し。ワタクシ的には「スペイン料理にオジャ(olla)というおじやに似た料理があり……」という部分がおもしろかった。
Olla(Wikimedia)Ollaの画像をググってみたら、こんなページがヒットした(GNUライセンスなので画像を引用)。うまそうじゃん。具沢山ですな。じゃがいも、ハム、ひよこ豆などが確認できます。大好き>ひよこ豆。レシピが見つからないけど、こんな感じのものを自分でも作ってみようと思った。

ちなみに、最初に見た大辞泉でのおじやの定義は、次のとおり。

《女房詞から》味噌汁などで煮たかゆ。雑炊。「じや」は煮える音とも、「じやじや」と時間をかけて煮るからともいう。《季 冬》

じやじやは面白いんだけど、味噌汁で煮るというところが納得できなかったので、あちこち見て回ってるのでした。