SONY SmartWatch3

sw31SONYのSmartWatch3が届きました。第一印象は「黒い」。第2印象は「Dバックルがカッコイイ」。でも、デフォルトのストラップは自分の細い腕には合わない感じ。隙間ができちゃって落ち着かないです。ケースの上下幅が狭くてラグが下がってる時計じゃないと我が腕にはフィットしないのでこれはしょうがないですな(ZenWatchのほうが良かったか……)。試着せずに新しい腕時計を選ぶのって無茶なのかも。別のストラップが出るのを待ちます。

ここからはAndroid Wearの話になると思いますけど、数時間着けて過ごした感想は、けっこうネガティブ。音声インタフェイスに頼りすぎ。使いたい機能へサクッと行けない。騒々しい地下鉄のなかで特定の機能を呼びだすにはどうすればいいんでしょう? 延々スワイプ? 狭い画面でのタッチ操作は快適とはいえません。単体での操作性を確保するには、やっぱりタッチ以外の指UIと一覧型のランチャーが必要なんじゃないですかね。それとも、あくまでもメインはスマホで、そのフロントエンドに徹するという思想なのかな。どう捉えればいいのかを自分が分かってないだけ、という可能性もあります。あるいは他のAndroid Wearデバイスだと違うのかな……。

まだデフォルトのアプリしか入ってなくて、通知とナビくらいしか使ってません。どちらも使いやすいとは思えなくて、当てにする気は起きませんでした。今後アプリをいろいろ入れて、ひとつひとつ試していけばナイスな使い道がきっと見つかる、とは思ってます。なければ作るとか。ポテンシャルはあるはず。

SW3を着けて半日歩き回った結果(あいにくの雨模様で防水試験になってしまった)、カシオの人が言っていた「スマートウオッチはユニフォーム」という話の納得度が増しました。たしか村上福之さんがAndroid Wearを使った感想として「B2B分野で可能性があるのでは」と書いていたと思うのですが、近いことを言っているのかな。汎用性よりもピンポイントにアプリの作り込みをしてその専用デバイスとして使うなら、すぐ活路が見いだせるのかもしれません。

それでは、ずっと考えてる「ハード・ラグジュアリーとしてのスマートウオッチはアリなのかナシなのか」という課題についてはどうでしょね。SW3をちょっと使っただけではアリ方向にもナシ方向にも変化しなかったです。この点については、Apple Watchの登場を待つしかないですかね。