Sea of Loveの海

Sea of Loveのカバーをやってるコはたくさんいて、しかも、独自の解釈が入っているものがけっこうあって、鑑賞しがいがあるのです。探し始めると止まらなくなっちゃうのでした。きょうはilanaちゃんのバージョンで打ち止めにしとこう。

手作り可能性

内田樹著『街場のメディア論』読了。いちばん面白いと思ったのは、ナチ占領下のヨーロッパ諸国では人々がラジオを組み立ててBBCを聴いていたという話を端緒に「ラジオの部品は安価で入手が簡単です。メカ好きの中学生ならはんだごてを操って組み立てることができる。(中略) 手作りできるかどうかという点で見ると、出版印刷とラジオはその他のメディアに対して、大きなアドバンテージを有しています」と語っている部分。メディアの有用性を考えるとき、「手作り可能性」が重要な指標のひとつであるとしています。その手法を、紙にインクを刷ることやハンダ付けに限定する必要はないと思うのですが、「手作り可能性」という軸は面白いと思いました。

街場のメディア論 (光文社新書)

K&Rは永遠に

本屋さんでカーニハン&リッチーの『プログラミング言語C 第2版』を手に取ったのです。平積みになっているのを見て「いまでも売れているのかな」と思ったんですね。奥付を見て驚いた。「第2版 326刷」と書いてありました。第1刷は1989年6月なので、21年の間に325回増刷されたことになります。ちなみに、自分の本棚にあるK&R第2版は1994年10月の発行で166刷とありました。ところどころ黄ばんでます。

プログラミング言語C 第2版 ANSI規格準拠