円が下がったせいで買い物する気が湧かなくなってきました。買ったものを作るときが来たのかも……というわけで、作ってみたのがSeeed Studioから購入した『キャパシタンス・メータ』キット。
ほとんど説明がないので、回路図と部品表を見比べながら作りました。基板上にところどころ空いてるところがありますが、それでいいみたい。マイコンはATmega48。流用できるようにソケットを履かせました。
キャリブレーションはカンタンで、左端のタクトスイッチを押すだけ。そうしたら、右下のソケットに測定したいコンデンサを挿します。写真は手元に転がっていたフィルムコンデンサを測っている様子。104Kと印字があるので、仕様は0.1μF±10%。測定値は102nFと出ています。0.102μFですか。
誤差1%のものをいくつか測ったところ、どれも測定値はその範囲に収まってました。刻印が読めなかったり、動作が怪しいコンデンサをチェックするのが目的なので、精度はじゅうぶんでしょう。レンジは1pFから500μFまで切り替え不要。ほんとにただ挿すだけなので手軽です。
使えそうなので、ケースに入れてやることにしました。今回はFisherman’s Friendを採用。ALTOIDSと缶のサイズは同じです。味は違います。ALTOIDSみたいに粉っぽくないので、こっちのほうがいいかも。あと、中身がちゃんと袋で密封包装されているので、缶の内側がキレイです。
下の写真は、電源端子と基板固定用の穴だけあけて、とりあえず収めたところ(10pFのコンデンサを挿したらピッタリ10.0pFと出た)。基板の端をほんのちょっとだけ削りましたけど、ちょうどいい大きさ。開発者はALTOIDS缶を意識してこのサイズにしたのでしょうか?
現状は、フタをあけた状態じゃないと使えないので、せっかくの金属ケースがシールドになってないのですが、続きはまたこんど(やっぱりケース加工はハンダ付けの数倍の時間がかかるのでした)。