オビ買い

IMG_20160109_141148-2オビのはるちゃんに惹かれて買ったブルーバックスのRasPi本。『実例で学ぶRaspberry Pi電子工作』がメインタイトルで、サブが「作りながら応用力を身につける」。たぶん、前作『Raspberry Piで学ぶ電子工作 超小型コンピュータで電子回路を制御する』が入門編で、本書が応用編なんでしょうね。でも、応用だけでなく、入門的な情報もコンパクトにまとめられているので、この本だけでも大丈夫じゃないでしょうか。先月出たばかりなので、情報が新鮮。定価1160円と安い。新書はいいですな。あ、オビ以外に、はるちゃんは登場しません。脳内で合成しながら読みましょう。

実例で学ぶRaspberry Pi電子工作 作りながら応用力を身につける (ブルーバックス)

人工知能の勝ち

人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書)評判は聞いていたけど読みそびれていた『人工知能は人間を超えるか』のKindle版が99円になっていたので読んでみた。99円じゃなくても読むべきだった。良い本でした。人工知能開発の現状と過去と未来がスキッと概観できましたし、筆者の熱い思いが伝わってきた。

“IoT”と”AI”を比べたら、今はどっちのほうが面白いのかなー、という幼稚な視点で双方の分野の本を何冊か読んでいたんです。結論としては、AIのほうが面白いかも。

IoTの本を読んでいると、集めたデータをクラウドでAIの手法を使って処理するといい、みたいなことがサラッと書いてある。センサの出力を溜め込むだけじゃ意味がないので、そこが一番大事じゃないですか。つーことはAIのほうがエライわな、という印象になりました。AIの本には、今後はネット上のテキストや画像だけでなく、たくさんのセンサから集めた情報も処理の対象となるだろう、みたいに書いてあって、それによりさらに凄いAIが実現できるかもね、というストーリーになってる。やっぱりAI側からの視点のほうが面白そう。

そもそもIoTとAIみたいな切り分け方は古くて、これからはデータセントリックコンピューティングだ、みたいな話もありますね。なるほどそうですか。新しいコンピュータの概念に触れるのはいつでも楽しいので、どんどん出てきてくれていいですよ、という感じです。ちなみにワタクシ的にはIoTの末端の部分も好きですから、今年散々買い込んだマイコン内蔵の無線通信モジュールとセンサをごちょごちょいじっている昨今です。

いにしえのパーソナルコンピュータ

プロトタイパーズが更新されました。齋藤さんと一緒に吉崎さんの新会社へ行ってIMSAIとLegacyを見てきたよ、という記事です。そのときの動画はYouTubeで公開されてます(インプレスのサーバーに置くのはやめたんですね)。YouTubeにあると貼らずにはいられないので貼ります。記事へのリンクはこちら↓

武蔵野電波のプロトタイパーズ – 伝説の編集者が蘇らせる古のパソコンを見た

MacBook Pro 15 Retina

去年の11月頃から、一番よく使うコンピュータは MacBook Pro 15インチRetina です。買ったのは5月だから、半年くらいピンと来なかった。ずっと本立てに突き刺してました。興味本位で買ってはみたものの、そんなにすごい解像度って必要? 軽くてバッテリが持つAirのほうが良くない? という印象だったんですね。

そんなある日、なんとなく気まぐれに起動してみたら目が覚めた。なにこれ文字がすんごく見やすい! 断然よく見える! 目の疲れ方が全然違う! 音もいい! クアッドコアで重い処理もサックサク! という評価に突然変わったんですね。それが11月頃の話で、以来、メインマシンです。

半年の間、Airを使ってMacに対する理解が深まった結果、MBP Retinaの良さを理解できるようになったんだと思います。ほんとすごいコンピュータですわ。

Haswell搭載の2013年モデルも欲しいのですが、さすがに毎年買うわけにもいかないので我慢。今年はAirもRetina化されるという噂がありますな。消費税アップ前に出るといいけど、それはもう無理かな。

日本語吹き替え版が見つからなかったので、オリジナルのMBP Retina動画を貼っておきます。当時はこれを観てもピンと来なかったんですよね。感じ方って変わるもんですね。

Airの広島弁バージョンはあるのにな〜。

Scratch

Scratchの解説書『小学生からはじめるわくわくプログラミング』を読んでました。子供向けの本ですが、大人が読んでもいいですよね。巻末のアラン・ケイのエッセイが勉強になります。

パーソナルコンピュータは単なる小さな計算機ではなく、真の民主主義を実現するツールであるというアイデアに、先見の明を持つ人々は1960年代に辿り着いていたという話。政治的に不安定だった当時の状況を反映して、権力の濫用を是正するためには市民が十分な知識を持ち、内省的コミュニケーションを拡張することが重要であるという認識を議論の出発点としています。健全な市民が持つべき力の定義からパーソナルコンピュータのあるべきデザインへと議論が展開されるわけです。痺れますね。

Scratchは2.0になって、とても始めやすい環境になりました。ブラウザでscratch.mit.eduにアクセスするだけ。つまり、Webアプリケーションになったんですな。Flashは必要ですけど、最初の一歩(開発環境のセットアップ)で躓く心配がほとんどなくなって、誰にでも勧めやすくなったと思います。

小学生からはじめるわくわくプログラミング

フュージョン

VMware Fusion 5をMBA13に入れて、XPをインストールしました。ユニティモードにすると、MacのデスクトップにWindowsアプリのウインドウが現れます。Mac版秀丸があるみたい。おもしろーい。ただし、実用性についてはまだ判断保留。操作系の異なるウインドウが混在すると、けっこうややこしいですな。徹底的にカスタマイズすればいいのかな(Amazonのレビューによると、Windows側のIME切り替えをMacの作法に揃えるのはムリぽいようなので、思案のしどころ)。