アトムとしてのビット

WIREDのこの記事はどこかで翻訳されるかな?
In the Next Industrial Revolution, Atoms Are the New Bits
気になった部分だけメモっちゃおう。かっこいい写真を見たい方は元記事をごらんください。

冒頭はオープンソース自動車メーカーLocal Motorsの話。6月にリリースされる5万ドルのラリーカーRally Fighterをはじめ、現在予定されている製品のデザインはCreative Commonsライセンスで提供されます。クラウドソースをクルマ作りに取り入れようとする試み。この発想は、イラク派遣の経験を持つ元海兵隊員でありHarvard MBAでもある創業者が在学中に知ったオープンデザインTシャツプロジェクトThreadlessが元になっているとか。

そのあと、Eric von Hippelの「ハードウエアはもっとソフトウエアに近くなる」という言葉や、Cory DoctorowのMakersを引いてのちょっと未来学的な解説が来て、次にオープンソースな1000ドル3DプリンタMakerBotsをはじめとするツールやサービスの話題。この段落にはいっぱいリンクがあって全部は辿ってませんけど自分的に「ほお~」と思ったのは、去年のEtsyの売り上げが2億ドルに及んだという部分。すごい。

新たなツールとサービスがプロトタイピングを変革している、というような話があって、その次に山塞がでてきます。ちゃんと読んでないのですが、最終的な生産は中国に任せるのが吉ということでしょうか。Shanzai.comなんていうサイトがあるんですな。ざっと見たところ、山塞業界のgizmodeみたいな感じかも。

生産は中国に託すとして肝心なのはやっぱりプロトタイピング、というような筋で取り上げられているのがTechShop。月額100ドルほどで利用できる貸し工房のチェーン。「ガレージで作るには大きすぎるけど、工場に持っていくほどでもない」規模のものづくりを対象にしているとのこと。このあたりで集中力が切れてきて話のつながりがよくわからないんですけど、レゴ用の武器を専門に作っているBrickArmsという変なサイトも紹介されています。

このあと、筆者のクリス・アンダーソン(WIRED編集長)が自分でやってるDIY Dronesや、その製品作りをサポートしてるSparkfunの紹介が入って、ちょっとマクロなデータが参照されて、おしまい。ちょっと便利なまとめ記事でした。

悪い数字

2009年の書籍と雑誌の推定販売額は前年比4.1%減の1兆9356億円とのこと(Nikkei)。書籍が4.4%減、雑誌は3.9%減。書籍の返本率は0.5%上昇して40.6%。雑誌の創刊は135点(前年比42点減)、休刊は189点(3点増)。悪い数字ばっかりですな。音楽CDはもっとひどくて、生産額は前年比16%減の約2460億円(Nikkei)。下落幅は1999年以降最大。

どちらも下げ止まる気配が感じられませんな。パッケージメディアのビジネスが底打ちする状況を想像できません。とくに書籍はこれから下落幅が大きくなるのではないでしょうか。

天気模様

暖かくなったり、寒くなったり、風が吹いたり、桶屋が儲かったり……それはないか。ここ数日なんだか忙しい天気模様でしたが、ふつうの冬に戻った感じでしょうか。

シンガポールの学生さんからお問い合わせ。Avagoのカラーセンサの使い方に関する質問。たぶん、Make BlogMake Japan Blog→ワタクシという流れ。Arduinoを使わずに実装したかったようなのですが、いろいろやりとりした結果、Arduino Dumilanoveを買う決心がついたようです。ユーザーがまたひとり増えました。

大量に購入したためまだ残っている正月用の餅(個別包装は日持ちがしますな)を食べながら読書。『アイアン・サンライズ』を読了。前作よりも、過激な表現が増えてますな。
アイアン・サンライズ (ハヤカワ文庫SF)

ベーコン味らしい

bacon beansBACON BEANSという名前のお菓子をいただきました。まだひとつも食べていません。匂いだけでギブアップ。色もヤバイ感じです。缶は使いたいのですが……。

DUCKDUINO

船田はYouTubeばかり見ている、と思ったら大間違い。Vimeoも見ますヨ。今日、ウケたのは、これ。DUCKDUINO。自ら足の振り方を学習してブランコを上手に漕ぐようになるアヒルくん。Arduinoが頭脳です。愉快。