悪い数字

2009年の書籍と雑誌の推定販売額は前年比4.1%減の1兆9356億円とのこと(Nikkei)。書籍が4.4%減、雑誌は3.9%減。書籍の返本率は0.5%上昇して40.6%。雑誌の創刊は135点(前年比42点減)、休刊は189点(3点増)。悪い数字ばっかりですな。音楽CDはもっとひどくて、生産額は前年比16%減の約2460億円(Nikkei)。下落幅は1999年以降最大。

どちらも下げ止まる気配が感じられませんな。パッケージメディアのビジネスが底打ちする状況を想像できません。とくに書籍はこれから下落幅が大きくなるのではないでしょうか。

3 thoughts on “悪い数字”

  1. distributionのビジネスとして考えると、テクノロジーの進歩によって影響を受けるでしょうね。

    一方で、creativeのビジネスと捉えると、また別の意味がありそうな気もしますが・・・。

    > 書籍の返本率は0.5%上昇して40.6%

    これって、ロス率40%ってことですくわ? 精度が悪すぎでは・・・。

    逆に言うと、その分が粗利として乗ってるってことですよね?
    本が高い理由が分かったような・・・。

    > 雑誌の創刊は135点(前年比42点減)、休刊は189点(3点増)。

    なんか、起業数・廃業数みたいだ・・・。

  2. 似たりよったりの内容の雑誌が大杉なのもアレですよね。大手出版は他人の真似せず得意分野のみに絞ってやってけば本屋も昔みたいにこぢんまりしたサイズに収まったりして。

  3. 日本の出版社もKindleとiBookをがんばるといいよ。書店さんと取次さんと印刷屋さんは困るでしょうけど……。

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