オールドコーチ

気がつくと2月、しかも中旬。1月は消えちゃった感じ。なにをしていたんだっけ? と考えながら部屋を見回すとカバンがたくさんころがっているのでした。

古いCOACHのカバンをヤフオクで安く買い自分でキレイにする、ということを繰り返してました。なぜそれを始めたのかはわかりません。なんでだっけ? 数えてみると8個ほどあります。ほぼ全部3000円台で買ったので、お金はかかっていません。そのかわり程度は様々。まっくろに汚れ異臭が漂ってくるようなものもありました。そういう場合は、石鹸で洗い陰干ししてから油をたくさん塗り込みます。持ち手がグズグズになっていたら交換します。新品同様のコンディションで届いたものもあります。それなら、ブラシをかけ、油を軽く塗ってから、新聞紙を詰めて形を整えるだけでOK。

なぜCOACHなのかというと、ー枚革のシンプルなカバンがたくさん出回っているからです。裏地があると、見えない部分がカビているかもしれない。加水分解する樹脂部品が使われていないことも重要。現在はグラブ・タン・レザーと金属部品だけを使ったメイド・イン・アメリカの古い製品だけを対象にしてます。

そういう古き良きCOACHのカバンをオールドコーチを呼んで珍重するファッション好きな人たちがいることに、あとから気づきました。たとえば、Instagramで#oldcoachとハッシュタグを指定すると、古着屋さんで買ったCOACHらしい色形のカバンをもってポーズを決めている人がたくさんいるのがわかります。もちろんアメリカ人も好きみたいで、#vintagecoachとかでその様子が見て取れますな。

9個目のCOACHは現在輸送中。明日あたり到着する予定。サコッシュ風のショルダーバッグです。自転車用と考えてますが、どうかな。10個で打ち止めにする予定です。腕時計やペンと違って場所をとります。カビも怖いし。もともと革製品はあまり好きではなく、どうしていま、こんなことをしているのか、やっぱりわかりません。なんでだろ? ま、いいか。