火曜日散歩

火曜日だから秋葉原。いつものとおり、細かいものをあれこれ購入。それから、運動不足解消のため散歩。神保町で明倫館に寄って、電子回路本を物色。岡村迪夫先生の『解析 ディジタル回路』を発見。昭和54年発行の第8版。初版は昭和51年です。ワタクシは10歳でした! 汚れが目立つものの1000円と安かったので購入。まだ数ページしか読んでませんが、楽しいです。「ICの扱い方の第一は、まちがってとりつけないこと」だそうです。はい、先生!

神保町を後にして、テクテクと靖国神社の坂を上り、そのままスタスタ歩いて市ヶ谷へ。駅前の交差点で麹町方面へ行くか、橋を渡って曙町方面へ向かうか迷ったんですが、急激にお腹が空いてきたので、電車に乗っちゃいました。サクッと帰宅して夕ご飯。散歩は不完全燃焼だったかも。

さて、ここから下はマイコンねたです。

Microchip社によるAtmel社買収の件が気になって夜も眠れないここ数日です。いろいろ考えちゃうわけですが、最大の懸念は、「AVRマイコンが廃れる」という最悪シナリオを想定したときに、Arduinoはどうなっちゃうんだろう、という点。AVRあってのArduino。やはりATmega168を備蓄しておいたほうがいいのだろうか。すでに25個くらい備蓄してあるんですけどね。もう100個くらい。といったことを思いつつArduino関連サイトを回っていたら、ladyadaさんとこに、ATmega328版Arduinoの情報が上がってました。ブートローダ書き込み済みチップの販売を始めたようです。ブログのエントリを勝手に翻訳しました(元の記事がCCなので、ここから下もCC)。

Upgrade your Arduino projects

Arduinoでビッグなプロジェクトを作ったらメモリが足りなくなっちゃった。そんなあなたに良いニュース! 数ヶ月におよぶバックオーダーを経て、ついにATmega8ラインの最新チップATmega328が入手可能になりました。

ATmega328は32KのFlashメモリと2KのSRAMを搭載しています。ATmega32と同じキャパシティーをよりスリムなパッケージで実現したといえましょう。ATmega328はATmega168と差し替えて使うことができます。Arduinoやそのコンパチ機なら、2分で交換可能です。

Adafruitのwave shieldやGPS/datalogging shieldを使っていて、FAT16ライブラリがFlashを使い切ってしまうのに困っている人は、このアップグレードで問題解決です。

私はArduinoブートローダの最新リリースで、以前の更新をマージし、長い間悩まされてきた2つのバグを修正しました(1. ブートローダを直接使ったときにシグネチャバイトが消える 2.EEPROMコードの異常)。328コンパチブルなブートローダはこのページからダウンロードしてください。

Adafruit webショップでは、プログラム済みのATmega328を250個用意しています。また、Mouserからブランクチップを購入することもできます(ただし、12月中旬までバックオーダー状態のようです)。

digikeyでも非在庫モードですね。価格は1個310円と出ています。安いですな。もう少し待ってからATmega328を備蓄しようかな。待ってる間に買収問題の展開も見えてくるでしょうし。