グリシン・エアマン

AIRMANシリーズはGLYCINEの代表的な製品で、ベトナム戦争時代のパイロットウオッチが原型です。1周24時間のダイアルが最大の特徴。超かっこいい。そう思うのはワタクシだけではないようで、世界的に人気のある時計です。ヤフオクやeBayでの捜索を継続してきましたが、なかなか入手できない。不安要素があるか予算オーバーかのどちらか。サイズとデザインは原型に近いものがほしいので、古いもの狙いになるのも難しさの原因(2014年の復刻バージョンは原型と同サイズになるという情報は目にしました)。しかもニセモノが多いらしい。

きのうのアンティークウオッチ市で、ミリタリーモノが充実してるショップの店員さんにAIRMANのことを質問したら、「扱いたいけど入らない商品のひとつ」という答え。それでも会場をくまなくサーチすると2個だけありました。ひとつはSSTというバージョンで、欲しいものとは違い値段も高い。もうひとつは調べたことがなかったクオーツ式のワールドタイムモデル”AIRMAN QUARTZ”。未使用品とのこと。値段は4万円以下。予算内です。でも、本来AIRMANは自動巻き。それにゴールドのベゼルと竜頭がピカピカしてて硬派な原型からかけ離れたデザイン。悩みました。

集中的に時計をいじり続けた結果、ワタクシのココロが機械式時計に囚われているわけではないということは分かってました。手巻きや自動巻きの時計は仕組みがよく分かり、細部まで自分でいじることができて面白いけど、クオーツも古い電子式も面白いし、スマートウオッチも全然アリ。普段使う腕時計としてはやっぱりクオーツがラクですな。機械式が増えすぎてゼンマイ巻くのが大変というのもあります(指先がちょっと痛い)。

だから、あとはミリタリー感のないAIRMAN QUARTZをどう捉えるか、でした。これもAIRMAN、と納得できるか? 長時間に及んだ検討と葛藤の詳細は省略して結論だけ書きますと、AIRMAN QUARTZもAIRMANだ、ということになりました。そのAIRMANください! カードでいっすか? 1回払いで!

という次第で、いま拙者の手首には金色のAIRMANが載ってます。時計、楽しいですね。
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