広告媒体としての腕時計

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スマートウオッチのキラーアプリってなんでしょう? それを考えながら時計をいじってます。ひとつ「あり得るんじゃないか?」と思ったのが広告。どうしてあり得ると思うのかを文章で説明するのは別の機会にしましょう。代わりにプロトタイプを作ってみました。

オリエントの自動巻きの文字盤を、紙やすりと白の塗料で電子ペーパー的なテクスチャにしました。ディスプレイということですな。企業のロゴは電子的に表示されてると思ってください。EPSONやHONDAになっているのは、プラモのF1カーのデカールを流用しているからです。(大きな「4」は広告じゃなくて、4時のときは4時の位置に大きく「4」と表示される時計が欲しいなー、と思ったからです)

電車の吊り革に掴まっているとき、自動車のステアリングホイールを握っているとき、飲み屋で一杯やっているとき、自分のあるいは誰かの腕時計に企業の広告が表示されたらどういう効果があるかを想像してます。基本的なビジネスモデルはシンプルに広告出稿料を配信者と媒体提供者(腕時計をしている人)がシェアする方式。広告効果の測定方法、フィルタのアルゴリズム、表示デバイスなど、いろいろ考えてからじゃないと企画になりませんが、スマホやパソコンとは違う「公衆の面前に晒される」というスマートウオッチならではの特性に着目してみました。

あ、このプロトタイプ、アナログ時計としては現状でもふつうに使えます。針に夜光塗料を入れる練習にもなりました。