実践時計修理

いまパラパラと読んでいるのは、”Practical Watch Repairing“という本です。Kindle版が967円でした。英語だし予想以上に専門的だしかなりの分量なので、気になる図の周辺を読むという読み方です。それでも面白い。疑問に思っていたことが次々と解決されていく感じ。

たとえば、精密ドライバーを研ぐときに、どういう角度で研いで、どういう刃先にすればいいのかわからなかったんです。この本を読んだら第2章の最初でそれが説明されてました。豊富なイラストと具体的な解説で機械式時計の隅々までリペアできるよう教えてくれそう。ブレゲ式オーバーコイルをピンセットでいじってる図なんかもあります。そしてそれがまだ目次の前半ですからね。大変な本かも。

Practical Watch Repairing

改めてまえがきを読むと、なんとこの本、初出は1945年。初版が1946年のようです。レトロ風のイラストだなー、と思ってたんですが、風じゃなくって本物のレトロでした。1960年代と2000年代に再版されたみたい。そしていまKindle版が手に入る。ものすごく息の長い本ですな。