汗をかく季節のApple Watchにはミラネーゼループを装着します。汚れても清掃すればスッキリしますからね。でも、細かい金属ネットという構造上、ごってり汚れてしまうと、簡単には綺麗になってくれない。そういうときはテクを駆使しての徹底的な清掃、いわゆる重清掃が必要となります。メリカリ等で中古を買ったときにも重清掃したいですな。以下は小生がミラネーゼループを重清掃するときの手順です。
①専用洗剤で超音波洗浄
やっぱり時計・メガネ用の洗剤が安心かな、ということで、ずっとシチズン超音波洗浄器専用洗浄液WL100を使ってます。ミラネーゼループには樹脂部品や可動部品もありますから強い洗剤は心配。規定の投入量は1回5ccとありますが、自分は1ccくらいしか入れません。そのかわり水も少な目で、対象がヒタヒタに浸かれば十分という考え。気温が低い日はぬるま湯を作ってやります。超音波洗浄機はシチズンの小さい方です(大きい方が欲しいです)。
↓シチズン超音波洗浄器専用洗浄液WL100
②真水で超音波洗浄
洗浄液を入れて超音波するとすぐに水が濁ると思います。どこから出てくるのか固形物が浮いてきたりもしますね。そうしたらすぐに水を捨てて、対象を流水ですすぎ、超音波洗浄器の水を真水(水道水)に替えてすすぎ超音波をします。汚れがまったく出てこなくなったら、対象を取り出してティッシュで吹いて乾かします。普段の洗浄はこれで終了。
③歯ブラシでブラッシング
ミラネーゼループが綺麗になったかどうかは、湿っている状態で光に透かしてみればわかります。汚れが残っているところは水切れが悪く影になって見えるはず。埃や皮脂や毛髪が固まっていると超音波洗浄だけでは落ちません。そういうときは、食器用の洗剤を振りかけて歯ブラシで穏やかにこすります。網目に挟まった汚れに毛先が届くよう、両面をいろんな角度でコシコシ。汚れが浮いてきて、洗剤の泡が茶色くなるはず。そしたら流水ですすいで、もう一度①と②を実施します。
↓小生が重清掃するときは携帯型のライトテーブルで目詰まりをチェックします。
④キッチン泡ハイター
ブラッシングでも落ちない汚れが見つかるかもしれません。なんらかの油脂やヤニ類が網目に入り込んで固着しているとダメです。そういうときは塩素系洗剤の出番。せっかく①で専用の中性洗剤を使ったのに、ここで塩素系を投入したら台無しなんですが、やってみるとわかります。泡タイプの台所用塩素系洗剤(たとえばキッチン泡ハイター)を、シュッシュッとかけて30秒くらい待つと、①~③では出てこなかった汚れが溶けだしてきます。白いキッチンペーパーの上に置くと、汚れが良く見えるでしょう。長時間塩素に浸すのは心配なので、汚れが浮いたらすぐ流水でよく洗います。そして、②→①→②を実行。
なお、小生のミラネーゼループはすべてシルバーまたはナチュラルで、グレー系やゴールド系は持っていません。それらを塩素で洗っても大丈夫かどうかはわかりません。グレーは欲しいので、機会があったら試してみます。
⑤掃除木
ここまでやっても取れない汚れは、金属網に絡まってしまった繊維や毛髪だと思います。これはもうひとつひとつ取り除くしかない。時計用の掃除木が使いやすいです。ピンセットで摘まもうとしたり、ライターの火で燃やそうとしたり、いろいろ試してみたんですが、掃除木で掻き出す(押し出す)のが一番簡単でした。掃除木は適度に柔らかく(そのためにブナの木がよく使われるらしい)、対象をつついたりこすったりすると、ほどよく繊維がばらけて汚れを絡め取ることができます。
問題は、どこで手に入るのか? ですね。昔は東急ハンズで買えた気がするんだけど……。ここでは中村時計材料店にリンクしておきますが、「掃除木」で検索するとベルジョンの製品を扱っているオンラインショップが見つかると思います。御徒町の時計材料店にもあるはずです。
↓だいぶ前に御徒町で買った掃除木。ただの棒に凄い値段がついてますが効果はありますね。まあ、なければ竹串でも良いと思います。
はい、以上で、ミラネーゼループ重清掃の手引きは終了。先日、メルカリで中古の純正ミラネーゼループを3000円で買ったんですよ。安っ!と思って。届いた物はキズ少な目で、第一印象は悪くなかったんですが、汚れをたくさん噛み込んでいて清掃は大変でした。時計いじりは趣味なので、大変上等ではありますが、肌に着けるものは新品のほうが断然気持ちいいですな。普段使うスポーツループは新品で入手してます。汚れたら薄めた洗顔用液体石鹸とお湯で洗ってます。
(アフィリエイトリンクのテスト中です)