バーゼル2015

スイスで時計のショー『バーゼル・ワールド』が開催されてますな。スマートウオッチ関係の発表もすでにいくつかあったようです。ワタクシ的にはやはりタグ・ホイヤー、グーグル、そしてインテルが協業しますよ、というニュースが面白かった。グーグルはAndroid Wearを提供するようなので意外性はなかったものの、インテルがこんなふうに表立って入っているのはなぜ? という感じはちょっとしました。去年のCESでインテルはQuarkベースのプロトタイプを発表していて、何かやっているのは周知でしたけど、ずっとパートナー探しをしていたんでしょうかね。CESのプロトはカッコイイとは言えなかったので、タグ・ホイヤーからパリッとしたのが出たらいいですな。インテルの社員(10万人くらいいる)が買うだけでもかなり売れそう。

日本勢からはスマートウオッチ関連の発表はないですな。セイコーは62GSの復刻をするとのこと。正直、あんまりグッと来ません。いまのGSのデザインコンセプトもそんなに違うわけじゃないから(むしろ現在まで一貫性があることがウリでしょう?)、ガワの復刻をしても面白みがない気がします。ソットサスジウジアーロの復刻はすごくいいと思います。買える値段だしね。

バーゼルは高級時計指向だから、スマートウオッチは別の場所で発表するのかな? シチズンとカシオはちゃんと凄いやつを仕込んでいるのだろうか。シチズンの最強GPSウオッチF100はFPGA搭載であることを最近知ったんですけど、基本的な研究開発はきっと進められているんですよね。PebbleとApple Watchの中間あたりを狙って……まあそんな簡単にはいかないと思いますが、ぜひ日本メーカーもイッパツかましてほしいなーと思います。それでは引き続き、バーゼルの買えない値段の時計のニュースを見ていこうと思います。