ペンシル2選

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万年筆集めは一段落という感じで、今は現行のシャーペンと鉛筆を試してます。ワタクシ的に良いと思った製品を2つ紹介したいと思います。

こどもえんぴつ6Bくもんのこどもえんぴつは10年くらい前からある幼児用鉛筆。写真の6Bタイプは2〜4歳児用とのこと。良いと思った点は下記のとおり。

1.普通の鉛筆削りでは削れない太い三角軸→ナイフが必要(専用削り器があるらしいですが、新調した小刀でショリショリ削りたいんです)
2.力の弱い幼児用なので筆圧不要→万年筆の練習にもつながる
3.短いのですぐ無くなる→新しいのを削る快感がすぐ訪れる
4.近所の文具店でも売っている入手性の良さ

「ひらがなやすうじを書きはじめるお子さま」用の4Bタイプも買うつもり。

 コクヨ シャープペン 鉛筆シャープ TypeS 0.9mm 青 本体+替芯+替消しゴムセット0.9mmシャーペンの良いものにも出会えた。コクヨの鉛筆シャープPS-P200は今月発売された新製品。amazonには、替芯と替消しゴムが同梱されるセット商品があって、それならプライム対応です。以下、良いと思った点。

1.太芯で繰り出し消しゴム付きの製品ではデザインが一番好き
2.デフォルトの芯(0.9mmタイプは2B)がとても滑らかで軸とのバランスも良くヌラヌラ感あり
3.セット価格648円は適切プライス

0.7mmと1.3mmの製品も試したくなってます。ちょっと心配なのは、グリップ部のゴムですね(ラバーと言ったほうがいいのかな)。ここがゴムになってるペンはあまり使わないのです。金属や樹脂軸のままのほうが好き。ゴムだとどうしても、汚れや劣化で最初の使い心地が削がれていくじゃないですか。コクヨの子供用太芯シャープで、軸全体がゴム状のものがありますが、あれも感触が変化してきたら使わなくなってしまった。手に馴染む方向の変化ならいいんですけどね。耐久性より新品時の快感を重視することは低価格帯商品においては正解なのかもしれませんが、できれば、もっとソリッドなバージョンも欲しいです。

万年筆の鳴き

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パイロットのカスタムヘリテイジ92という万年筆を買いました。太字(B)です。これまでは中字(M)以下ばかり買っていたので、Bデビュー。それで驚いた。狭い! なにが狭いかというと、キレイにインクが出る角度が狭いんです。少しでもペンをひねってしまうと、インクが掠れたり、ジョリジョリ音を立てたりする。

焦ってググッてみると、Bの最初はそんなもの、使っているうちに馴染んでヌラヌラになりますよ、という意見が多い。1ヶ月くらい慣らしが必要、というレビューもある。そういうものだとしても、1ヶ月は長い。1時間くらいにしてほしい……というわけで、いきなりラッピングフィルムで研ぐことにしました。慎重に、少しずつ。で、掠れたりジョリジョリ音を出したりせずに書けるようにはなりました。

まだヌラヌラには達してない気はしますが、あとは使いながら慣らす予定……と思っていたら、別の現象が! こんどは鳴くんです! ペン先が特定の動きをしているときにキューって鳴くの。慣らすつもりが鳴らすことになってしまった。

またググると、この症状は、万年筆マニアがよく経験するわりと一般的なものみたい。とくにペリカンが鳴くらしい。その鳴き声に癒やされるという意見もある。しかし、ワタクシのペンの鳴き声は、鳥のさえずりというよりは黒板を爪で引っ掻いた系で、かなり苦手なサウンドです。どうにかならないものだろうか。

万年筆が鳴く瞬間、インクが細かく飛び散る現象について触れているブログもありました。ワタクシのペンからもときどきシュワッと飛びます。上の写真はその痕跡。面白いのは、描いた線から振動の発生が読み取れる所。ピントが合っている部分だけ、線に細かい凹凸がありますよね。ペン先が振動してるんでしょうな。これが音と飛沫の原因でしょうな。ペン先のエッジが紙に当たっている状態で速く動かしたときに生じているようです。この現象を抑える方法はまだわかりません。ゆっくり書けば大丈夫なので、とりあえずそうします。万年筆の奥深さを実感してます。

パイロット 万年筆 カスタムヘリテイジ92 FKVH15SRSNCB 太字 透明

7機編隊

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日曜日は朝霞駐屯地で観閲式でした。オスプレイが見えるかな、と自宅前の少し高くなっている場所で待機していたんですが、飛行高度がかなり低く、木々の隙間でちらっと見えた程度。おそらく木更津方面へ帰還する陸上自衛隊のヘリコプターたちは頭上をパスしていったので、よく見えました。CH-47Jの7機編隊は美しかった。スマホでもローターがちゃんと止まりますね。

1000W級光源ドローン

これはインパクトがあった。大型のドローンに1000W相当の白色LEDを搭載し、空中から地上を照らしています。空飛ぶ舞台照明という感じ。ドローンの特性を活かして、観たことのない美しい映像を作り出しています。ハードウエアはチカラワザという感じなんだけど、それを使うセンスがいいですな。

スペインで絶賛らしい

怖い。観なきゃ良かった級。人間が不安に感じる要素がすべて入っているんじゃないでしょうか。セリフのない15分間のパペットアニメーションでこんなに疲れるなんて。自分だけ疲れるのは不公平なので、貼っておきますネ。でも、観ない方がいいですよ。

CANIS – Short film from I+G Stop Motion on Vimeo.

女性誌の付録の万年筆

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日経ウーマン、はじめて買いました。付録が万年筆と聞いたので。近所の書店で平積みになっていたけれど、これが最後の1冊。

万年筆を気にするようになって、普段の生活圏内にも普通に存在していたことに気づきました。文具屋さんには各社のインクカートリッジが揃ってる。パイロットのプレラはスーパーの筆記具売り場にもあった。書店には、他にも万年筆が付録の本がありました。記事にもなってる。喫茶店でテーブルの上に置かれているのを見ることも増えた。これまでは、興味がなくて気づかなかっただけですな。

腕時計のときもそうで、自分が興味を持つと、よく目に入るようになった。電車で向かいの人がしている時計が気になったり。カルティエやロレックスといったメジャーな機種なら、ある程度見分けられるようになったので、人間観察の材料にもなりました。女子がビンテージの手巻きロレックスをしてたりすると気になりますね。万年筆はたいてい鞄にしまわれているので、そういうふうに目にすることはないですな。みんなもっと胸ポケットにさせばいいのに。老舗各社のクリップが特徴的なデザインになっているのは(パーカー=矢の形、シェーファー=白い丸のマーク、ペリカン=くちばし型……)、そこを狙ってのことですよね。ちなみに、さきほどゲットした付録万年筆のクリップには「日経WOMAN」と書いてあります。「日経」が小さいのでたぶん「WOMAN」しかみえない。おっさんがこれを胸に挿してても大丈夫でしょうか?

日経WOMAN2016年11月号増刊 特別版