不確定で動的な安定性

自己デザインする生命―アリ塚から脳までの進化論』を読んだ。かなり難しかったです。途中何カ所か飛ばしましたし、理解度はたぶん5%くらいです。
前書きに「私の主張はかなり簡単なことで、生物は特定の遺伝子の自然淘汰によってそのようにデザインされたのではなく、ホメオスタシスの作用因(エージェント)によってそのように作られたというものだ。これらの作用因の作用の仕方は、ホメオスタシスがその舞台の上で作用できるような不確定で動的な安定性をもつ環境を作り上げることであって、デザインはその結果である」なんて書いてある。これで「かなり簡単」なんですくわ? でも、不確定で動的な安定性という部分が重要なんかな、ということは朧気ながらわかりました。原題は「The Tinkerer’s Accomplice: How Design Emerges from Life Itself」。原書の表紙のほうがキレイじゃな。

自己デザインする生命―アリ塚から脳までの進化論