センサとハピネス

データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則』という本を読んでいます。腕に着けた加速度センサの値を統計的に処理することで人間の行動をモデル化でき、従来は定量的に扱うことが難しかったハピネス(幸福感)を計測し制御することができるようになります、という主張が展開されている本。勉強になります。

筆者らの所属する日立からまとめレポートが公開されているので、ポイントはそちらを読んでもわかると思います。

ビッグデータの見えざる手 ― ビジネスや社会現象は科学的にコントロールできるか (PDF)

書籍のほうは、これまでの研究のいきさつや科学史における位置づけを考察する部分が加えられて、より読み物として楽しめるものになってます。第4章は「運」の制御について書かれているんですが、まとめは易経の話だったり。「それって易に通じるよなー」と思いながら読んでいたので、うおっ!と思いました。

データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則