中学3年生の完璧なレクチャー

東大で行われたAndroid Bazaar and Conference 2012 Springというイベントを見学しました。全体的に勉強になったのですが、驚いたセッションをひとつあげるとしたら、なんといっても、矢倉大夢さんによるSEAndroidのお話。SEAndroidはSELinuxの成果を取り入れた、セキュアなAndroid実装です。
セッションが始まると、中学生のように見える若者が話を始めました。声も中学生みたい。「ずいぶん若いな」と思って聴いていると、簡単な自己紹介になりました。「矢倉大夢、中学3年生です」。……え? 聞き間違いではありません。来月から高校生で、いまはまだ中学といってました。驚いた。
中3の先生のレクチャーは明解で淀みなく、カンペキでした。Androidの潜在的な脆弱性とそれに対応する実装の方向性についてよく理解できました。お話はセッション終了時刻の直前に終わり、「あと1分ありますので質問をどうぞ」と言われました。ひとつだけ出た技術的な質問に対して、的確かつ手短かに返答してました。凄いです。近年で最大級の衝撃を受けました。

2 thoughts on “中学3年生の完璧なレクチャー”

  1. 未踏ユースで矢倉君の指導することになってるのですが、どちらかというと指導される感じになりそうです。

  2. 煎じて飲みたいのでツメのアカをもらっておいてください。おねがいします

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