街道を行ってみた

大阪に行ってたんです。最後の用事が済んだ後、帰りの新幹線まで数時間あったので、一度乗ってみたかった阪堺電車で小旅行を決め込むことにしました。開通100周年だそうです。
川をいくつか渡り、住吉のあたりに入ると、気分は司馬遼太郎。「街道をゆく4 郡上・白川街道、堺・紀州街道ほか」で堺と紀州街道を旅してます。阪堺電車も紀州街道をガタゴト行くんですな。堺近辺は想像以上に広い道で、路面電車の軌道の他に4車線くらいありました。クルマがヒュンヒュンと路面電車を追い抜いていきます。
堺の中心に一番近そうな大小路の駅で降りて、海のほうへ向かい少し歩いてみましたが、歴史ぽい感じの物体は見つからなかったです。キレイなホテルやでかいショッピングセンターはありました。ていうか、歴史的アイテムを見たいならちゃんと予習をして行かないとダメですな。天気が良くて時間があれば、何かを見つけるまで徹底的に歩き回ってもいいんですけど、雨模様で列車の時刻も決まっていたので、潮の香りを嗅ぐだけでおしまいにしました。
帰りに乗った南海電鉄のなかで思い出したのが「堺と言えばシマノ」。堺駅から本社までクルマで10分くらいかかるようですが、レンタサイクルもあるみたい。自転車でシマノを目指しつつ歴史的文物を探すという企画が良かったのではないか、と、手遅れ的に思い至ったのでした。