Arduinoのニュース

ニューヨークでArduino関連の新ニュースがまとめて発表されました(Arduino Blog)。まず、Arduino1.0のリリース候補版が18日に発表され、1ヶ月ほどのコミュニティによる最終テスト期間に入るようです。マイルストーンまであと少し。
そして、新ハードが3種類。Arduino LeonardoはAtmega32u4を使ってUNOよりもシンプルな回路を実現したもの。Arduino DueはARMチップ搭載の高性能版。WiFi Shieldは無線チップとAVR32マイコンを組み合わせてプロトコルスタックを実装しているようです。
ローエンド方向とハイエンド方向を同時に攻めてる感じですね。ローエンド側はいいとして、これからどうなっちゃうのかしら感があるのは、ついにARM化されたハイエンド方面です。高性能なハードウエアに合わせて、ソフトウエアも高度化の道を歩むのでしょうか。それとも単にピンが多くて速いArduinoを目指すのかな。いろいろな選択肢がありそう。
ま、ハードのことも気になりますけど、ワタクシ的には、まず、Arduino 1.0でのソフトウエア面の使い勝手が変化をじっくり見てみたいです。

さっき読んでいたのは、ケニアの80ドルAndroidスマートフォンの話(Singularity Hub)。HuaweiのIDEOSが普及しているみたい。記事の中で興味深かったのは、アプリの話題。農民が農産物の価格を配信するシステムや、クラウドソーシングによって作物の病気の情報を共有するアプリが評価されているとのこと。また、医療が未発達な地域で使うための健康管理アプリも登場していて、ガンやHIVといった疾病を見つけるのに使われている模様。こうしたコミュニティー指向なアプリが開発されているのは、Android OSのオープン性によるもの、という論旨になってます。
ケニアは遠すぎて、ほとんどイメージが湧かないのですが、6000円のスマートフォンが生活を変えるってことが現実に起きていたら凄いですな。