自分仕様

バラック
しつこく作ってるヘッドフォンアンプ。またシンプル路線へ回帰。これ以上減らしたら動かないくらい最小限の部品数。ケースもいらねえ! ていうか、入れ物をうまくアレするのが一番大変という結論です。なので、小学生の頃、カマボコ板の上にコイルやラグ板をネジ止めしてラジオを作ったあの感覚まで遡ってみた(実際に使ったのはカマボコ板じゃなくて、ハンズで買った花梨の木の板)。

ボリュームは2連タイプをやめました。2連ていうのは、ステレオ用に2つの可変抵抗器が一体になってるタイプね。ひとつのつまみで左右の音量が増減します。普通のステレオセットはそうなってる。それをやめて、チャンネルごとにひとつずつボリュームを配置した。こうすると、左右の音量を別々に設定できるわけですな。

どうも最近、音楽を聴いていると音が真ん中にこない感じがするんですよ。原因はいろいろ考えられますが(部品の精度が揃っていない? ヘッドフォンがいかれた? 自分の耳の問題?)、左右独立のボリュームにすることで、手動でピッタリ真ん中へ持ってこれるようになりました。気持ちイイ!

スライドボリュームだとそんなに不便じゃないし、これはこれでアリかも。変な仕様ですけど、自分専用のソリューションを試せるところが自作の楽しさですな。

現在の課題は使用するOPアンプによって発振が起きてしまう点。発振はダメです。ダメだけどアナログの面白いところでもある。でも、なぜ発振するのか、原理がよくわからない。そのあたりをちゃんと理解したうえで抵抗値などを決められるようにならないと、これ以上の成長はないだろうな、という意識はあります。そう簡単に理解できるとは思えないんですけどネ。