万年筆

DSC03282

時計以外の古い物も直してみたい、と思ったので、BCLラジオに手を出したのですが、ひとつ大きな問題があることに気づきました。場所を食うのです。ICF-5800のように比較的コンパクトな機種でも、かなりの空間を占めます。何個も備蓄するのは難しい感じ。

そこで、試してみることにしたのが万年筆。手始めに、机の奥底にしまってあった古いパイロットをクリーニングしました。お湯につけたくらいではダメで、ニブをはずしてガビガビになったインク(?)を取り除いたり、超音波洗浄機に長時間かけたりしたら機能を取り戻しました。ペン先調整の仕方がまだよくわからないけど、とりあえず字が書けるようになりました。面白い。

中学生の頃にもらったシチズンの自動巻きをキレイにしたいと思ったのが時計レストアにハマったきっかけ……という話はもう書きましたよね。今回のパイロット万年筆も同時期にもらったものです。少し手をかければキレイになるんだから、どちらも良い物だったんでしょうな。

パパッと経験値を稼ぐため、その後ヤフオクで3本、落札しました。モンブラン2本、セーラー1本。どれもすぐインクは出るようになったものの、書き味はしっくりきません。こんなもの? それとも調整の余地あり? 状態の良い万年筆の書き味を知らないので判断できない。腕時計も万年筆も、日常的に使う習慣はなかったのです。直してみたいから使いだすなんて、本末転倒ですな。

レストアの基準が必要と考え、昨晩、新品の万年筆を注文しました。セーラーの『プロフィットスタンダード21中細』という製品。それが今日届いた。Amazonでの高い評価だけを当てに買ったのですが、これが凄かった。良い万年筆ってこんなに書きやすいんですね。スムーズに字を書く様子を形容するときに「さらさら」という言葉を使いますけど、まさにさらさらです。さらっさら。

上の写真はそのセーラーのニブ。美しい。材質は21金。だから柔らかいのかな。よくわかっていないながらも、良い万年筆の一例に触れることができたと思ってます。

セーラー万年筆 万年筆 プロフィットスタンダード21 中細 11-1521-320 ブラック

冷房と読書

ヒトラーとナチ・ドイツ (講談社現代新書)石田勇治著『ヒトラーとナチ・ドイツ』読了。重いテーマながら読みやすく流れがよくわかる本だった。新しい知見も盛り込まれていて、自分の知識が更新される感じがしました。

Kindle読み放題が始まるという噂がありますな。小学館や講談社の5〜6万冊が月980円とか。そのくらいの部数で、もし古い本が主体だとしたら、自分が読みたいものはそんなに多くない予感。無料だと思うと、軽く斜め読みしてすぐ消しちゃうものも増えそう。でも、読書の仕方が変わるでしょうな。冷房の効いた場所は全部図書館になり得るわけですな。

名画化アプリPrisma

prismaICF

どんな写真も名画風に変換してしまうフィルターアプリPrismaが楽しくて、何度も繰り返し試してました。人物や風景の写真を変換すると面白いみたいだけど、我がiPadに溜まっているのは機械の写真ばかりなので、それを変換してました。上の写真は最近レストアしたICF-5800をCompositionというフィルターで変換したもの。好きだわ、こういうの。

時計以外のレストアもやってみたくなったので、電源が入らないというBCLラジオを落札していじってみたんです。そしたら、電源ボックスの端子を掃除するだけでいい音が出るようになっちゃった。他には、ケースを拭いて、ツマミ類を超音波洗浄機にかけただけ。当初は電解コンデンサを交換したり同調機構を清掃しようかと思っていたんですが、内部を見たらやる気が失せました。すごい手作り感。余計なことをすると壊しそう。明らかな不調が発生するまではこのまま使うことにしました。

ICFpcb

ジャージ最高

Esma Redžepova & Folk Mastersはバルカン半島中央部(マケドニア)から来たジプシー音楽のバンド、という理解でいいかしら。ワタクシはドラマーのおじさんのファッションに衝撃をうけました。アディダスのジャージ上下を着てスティックのお尻を持ってリズムを叩きだしてる。かっこいい! しびれるわ!

腕時計撮影用照明

seikoDvr

腕時計を簡単かつキレイに撮る方法を考えてました。この写真は小型のLEDライトテーブルをぽんと横に立てて撮ったもの。前から当たる光が足りないのか、ベゼルがくすんで見えますな。風防はキレイに飛んだ。これはこれでアリかもだけど、もっとちゃんとコントロールしたいですな。

さっき齋藤さんにオススメしてもらった照明装置がちょうどヤフオクに出ていたので入札したけど、するっと競合が現れて、かなり高額でもっていかれてしまった。需要がある模様。少し悔しいけど「中古にその額を払うなら新品買ったほうがいいもんね」と思うことにしました。ヨドバシで現物見てから買おうかな。

買ったけど所有はしていない

普段どおり、時刻を知ろうとMoto360の画面を見たんです。そうしたらウオッチフェイスがデフォルトのものに変わってました。軽くギョッとした。そんな設定変更はしていないのに、なぜ変わる? どうやら、Google Fitが自動アップデートされたとき、関連するウオッチフェイスが削除されて、代わりに新しいFit連携ウオッチフェイスが登録されたみたい。ワタクシはその削除されたウオッチフェイスを使っていたので、デフォルトに戻ってしまったみたい。(消えたのは第1世代Moto360だけで第2世代では古いfitのウオッチフェイスも使えてます)

「マイナーなプロダクトだし、まあそういうこともあるだろう」と受け流すことにしましたが、ある程度時間をかけて選び、時間をかけて慣らしたモノが、提供者の都合で勝手に消えちゃうというのはわりとサイバーだな、と思いました。所有者の意思とは関係なくシステムが更新されれば使い慣れたものが消えちゃうわけです。所有なんてできないんですよ、ってことですな。

Windows10更新問題も似ていると思った。ソフトウエアは借りているだけ。購入代金を払ってもそれは利用権を手に入れただけで、所有はしていないってことですかね。別にそれでもいいんですけど、日常的に使う画面が突然全然違うものになっていたりすると動揺しますね。そして動揺は怒りや不信に変わることもありますね。もう少しうまくやってほしいと思いました。

下の写真は、Moto360(このウオッチフェイスが古いFitの)とセイコーの指輪時計(50年以上前の手巻き式)を同時に着用して撮ったもの。スマートウオッチと機械式時計同時に使う方法としてどうでしょう?

ringw