“standard”で辞書を引くと、「標準」や「規範」、「原器」といった普段よく使う用法のほかに、
旗; 《主力部隊を示す》軍旗, 《特に》騎兵連隊旗; 【紋】 《国王・王族などの》長旗(リーダーズ英和辞典より)
という項目があります。語源的には、こちらのほうが古いみたい。戦場で棹や槍の先に部隊のシンボルを縛り付け、それを立てた(stand)ことからstandardの語が生まれ、それが後に、単位やルールを規定する権威のことを表すようになったようです。強い言葉ですな。
スタンダード=軍旗という話は、『戦争文化論』という本を読んでいて知りました。危ない本です。一カ所だけ引用。
楽しみながら作ればいいものができる。であれば、戦争に備え、戦争をするときにも同じようにすればいいのではないか?
危ないので、これ以上は触れないでおきます。分厚くて読むの大変だったので、オススメもしませんヨ。