オーディオ売り場

アキバ・ヨドバシを覗いたら4階のオーディオ売り場が変化していた。目立ったのは、プロオーディオブースと高級ヘッドフォン試聴ブースの登場。プロオーディオのほうには、スピーカやラックマウントの機材が並んでいた。MIDIキーボードの棚もあった。音楽製作のプロ向けということなんでしょうか。
ヘッドフォン試聴ブースには、一人掛けの小ブースが5つか6つあって、それぞれのなかに8機種ほどのヘッドフォンが用意されています。FOSTEXのヘッドフォンディストリビュータとCDプレイヤーを自分で操作してゆっくり聴き比べることができます。SENNHEISERのHD515が欲しくなった。

いまオーディオがキテるんですかね。たしか日経ビジネスの記事だったと思うけど、シャープがパイオニアに出資したのは、パイオニアのHiFiオーディオ分野での蓄積に着目したから、という分析を読みました。液晶ディスプレイによってAVのVでは勝ち組に入ったシャープも、Aが脆弱なためハイエンド市場向けのAVシステムで商機を逸する状況が予想されており、それを修正するためパイオニアの資源を利用する方法を取った、というストーリー。それが正しい見立てかどうかはわかりませんが、オーディオシステムを見直そうという機運が、近年あちこちで起こっている気配は感じます。アップルの躍進も影響してるでしょうな。

ピュアオーディオ売り場を後にして、携帯プレイヤーのあたりをうろついていたら、突然、売り子のおねえさんが早足でやってきて「iPod touch緊急入荷です!」と叫んだ。鼓膜と心が揺れた。買いませんでしたけど。