Processingをはじめよう

もうそろそろ書店に並ぶと思います。はじめようシリーズの新しい本『Processingをはじめよう』。Processingの開発者ふたりが自ら執筆した入門書です。ワタクシは翻訳を担当しました。

この本は初心者が対象で、プログラミングの基本的なテクニックをProcessingというツールを使って説明しています。画面に絵を描くプログラムを繰り返し作りながら、徐々に高度なテクニックをマスターしていく構成になっていて、常に結果を目で見て確かめることができます(インタラクティブな作例も豊富)。グラフィカルなアウトプットがあるほうが、数字や文字だけのレッスンよりも楽しく効果的。そういう考え方に基づいている本です。

以前、増井さんが書いていたように(pitecan.com)、Processingは昔のBASICを連想させます。この本の著者も子供の頃のBASICやLOGOでの経験をもとにしている、と書いてます。「むかしBASICはいじったけど、プログラミングはずいぶんご無沙汰だなあ」という人にオススメしたいです。プログラミングの入口を提供し、コンピュータを操る楽しさを発見・共有するためのツールとして、Processingはとても優れているんじゃないでしょうか。『Processingをはじめよう』はそうした入門あるいは再入門の手引き書として、最初に読まれることを想定して書かれています。

近日リリース予定のProcessing 2.0では、JavaScriptとAndroidのコードを共通のソースから生成できるようになります。OpenGLの描画性能も向上するようです。各分野に特化したツールと比較すると性能面で見劣りするかもしれませんが、Processingに親しんでおけば、いろいろな分野を簡単につまみ食いできちゃいます。現在、ワタクシ的にもっとも興味があるのは、Android + Processing + Arduinoという組み合わせでの開発。日々、成長が続いているプロジェクトです。

Processingをはじめよう (Make: PROJECTS)

HPとAtariとApple

ジョブズとウォズニアックは大学を辞めてからAppleの仕事に専念するまで、それぞれAtariとHewlett Packardで働きました。では、AtariとHPがなかったら、Appleは生まれなかったのでしょうか? Wikipediaのふたりに関する項目を読んで想像するに、その可能性は高いと思います。Appleのような会社が日本に生まれないのはナゼか、という設問をときどき目にしますけど、その答は「HPもAtariもないから」というのはどうでしょう。

ジョブズを採用したAtari創業者のノーラン・ブッシュネルについてWikipediaを読んでいたら、レオナルド・デカプリオ主演でブッシュネルの自伝映画を作る企画が進行中という記述がありました。しかし、ザッとググッた範囲では続報はないようです。気になります。

読書モード

暑さが一段落した数日間に本の山を整理して、まだ読んでいないものを発掘しました。いっぱい出てきたんですけど、雑誌から片付けることにして読んでいってます。

Software Design (ソフトウェア デザイン) 2011年 07月号 [雑誌]さっき読んだのが『ソフトウェアデザイン』の7月号。特集は「開発現場で使うべきMacOSX」。プログラマー向けのMacOSX入門といった内容。その特集の小池邦人さんのコラムを同感同感と思いながら読みました。ワタクシも「開発環境の構築に手間をかけたくない」ときにMacOSXを選ぶことが多い昨今です。

From Oregon With DIYその次に読んだのが『Spectator』の2009年冬号。先日、田村さんから「Make:のまとめマンガが載ってます」と聞いて買ったものです。たしかによくまとまっている。便利かも。特集の「From Oregon with DIY」も面白かった。ポートランドへ自転車担いで行ってみたいと思いました。

iPadからMBAへ

MacBook Air13を導入してからiPadを使わなくなってしまいました。ゲームのために2、3度手にしただけ。机を離れるとiPadばかり使っていた時期には「このままパーソナルコンピュータを使わなくなっていくのかな、これが新しいPCなのかな」みたいなことをたびたび考えたのですが、そういうわけではなかったようです。
iPadの場合、参照している「ページ」が増えてきたときに切り替えが面倒なのと、テキストの入力とカット&ペーストの操作性が不自由です。いっぽうLion搭載のMBAは、タッチ操作の充実、SSDによる高速性、画面の広さ、キーボードの扱いやすさといった特徴を組み合わせて、快適なユーザーインタフェイスを必要最小限のパッケージで提供しているように思います。
外出先でもMBAです。デフォルトの持ち歩きマシンになりました。バッテリの持ちが良くACアダプタ無しでもiPadと同程度に安心して使えます。鞄に入れて運ぶときはiPadよりも重さを感じますけど、薄いおかげで、かさばる印象はありません。ただ、なかなか慣れないのが、鞄から取り出すときの掴みにくさです。薄さと表面のスベスベ性のせいですべりがち。iPadは液晶面が指にくっつく感覚があって、掴みやすいですな。出し入れしやすい鞄があればいいんじゃない? という気はするので、目下物色中です。

Processing for Android

ProcessingでAndroidのプログラムを作ることができます。Eclipse+SDKで弱まったワタクシでも、サクッと動かすことができました。実機でもサクッ! ここ数日、そのあたりを調べていたんですが、ドキュメントはprocessing.orgの Processing for Android が基本でした。日本語だといいよなー、と思ったのでざっくり訳して公開しました。

Processing for Android 日本語訳

完訳ではなくて、冗談やJava的に込み入った話はところどころ飛ばしました。すいません。間違いがあったらお知らせください。

ここ数日、TLではWiringの話題もよく流れてました。サイトがかっこよくなって、良さそうな新しいボードが出て、IDEが1.0RC3になってます。Arduinoボードを含むAVRベースのマイコンのユーザーにはかなりおいしい仕様になってる気がします。楽しいなー。