ムササビが囓って火事

先日の中央線不通の続報。『中央線不通事故、大量電流で変電所ブレーカー発熱か』(読売)。「変電所内の電流が地面に伝わる「地絡」と呼ばれる現象が起き、変電所内のブレーカーに大量の電流が流れて発熱した」、「周辺のマンションの配電盤などにもブレーカーと同様の焦げ目が見つかっている」ですと。なんか凄いな、と思い、「地絡」を調べてみました。
さすがWikipediaにはエントリーがあって、どういうときに起こりうるかがいろいろ書かれてる。鳥の巣の中の卵を狙ってヘビが電柱をよじ登り、電線に触れて地絡することもあるらしい。その場合ヘビ君は丸焼きになっちゃうんでしょうか?
面白くなってきたので、もう少し動物が原因の地絡事故をググッてみた。そしたら、消防科学総合センターの『火災原因調査シリーズ(15) 動物が原因で出火した火災事例について』がナイス。
地絡に限定されてはいませんが、いろいろ載ってる。あ、コンセントのなかで100匹のゴキブリがぐじょぐじょになってる写真とかもあるので(小さいモノクロですが)、気をつけてください。イグアナやプレーリードッグやムササビが原因となったこともあるみたい。ムササビの場合は電柱の上で電線を囓って地絡が生じたらしい。東京消防庁管内では動物が原因の火事が年間20件程度起きているようです。