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2004/03/19 00:04 人体の神秘

読者様の柏木様からおたよりです。
目玉の裏側には恐怖のゴミ溜め通称「睫毛溜まり」があるという
俗説に関してありがたくも説得力ある解説をいただきました!
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手持ちの解剖学&眼科の教科書を開いてみますと(あ、申し遅れましたが私、
医学部の学生です…)、どうもそんなことはないようです。

強膜(しろ目)を覆う結膜という膜は、目玉の奥へと辿っていくと、ある所で
反転して、そのままマブタの裏側の表面を覆う膜になっているそうです。
そして反転部にはシワが沢山あって、そのおかげで目玉とマブタの裏側が
一枚の膜で覆われていても、目玉を動かせるそうです。
だからコンタクトレンズや睫毛がいくら目の奥に入っていっても、目玉の
裏には決していかないそうです。私も大学に入る前まで睫毛溜りがあると
思っていました…。

どこかに良いイラストがないかと探してみたところ、
http://www.ocular.net/jiten/jiten001.htm
の「結膜」というところにバッチリと説明付きの絵が…。
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わかりやすい説明ありがとうございます! そして、結膜ちゃんエライ!
いい感じのところで反転とかしちゃって気がきいてるー! これでもう
粉塵飛び交う春の日にも安心して歩けるようになりました。

ページビューは177000。

上記のサイト面白いね。「西洋人は鼻にハンカチをあてて泣き、
日本人は目にハンカチをあてて泣くが、なぜか?」という話なんか
目からウロコでしたよ(このウロコはどこから!?)。
http://www.ocular.net/jiten/jiten004.htm

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