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2002/12/12 02:44 CD Extra

クラフトワークの『ツール・ド・フランス』をひっぱりだしてきて、
聞いてみました。このCDは99年にリマスタリングされたものですが、
オリジナルは1983年のリリース。20年前のアルバムなのに、
今聞いても全然古くない。

ジャケを良く読むと曲目の後に「マルチメディアトラック」と書いてある。
リマスタリングの際に追加されたのでしょう。さっそくPCにセットして
インストールして実行。そしたら、最初の画面が出た直後に、「ゼロで除算
されました」とのエラーが出て止まりました。何度やっても同じエラー。

インストールの過程で、Windows3.1がどうのっていうメッセージが
出ていたので、古いプログラムだなー、とは思ったんですけど、
きっとWindows2000では動かないんでしょうね(Windowsではなく、
QuickTimeのせいかもしれない)。

CD Extraと称して、音楽CDにオマケとしてパソコン用のプログラムを
入れる行為はもう随分前から行われていますが、パソコンはハードも
ソフトも年々仕様が変化していくわけで、古いプログラムをいつまでも
実行できるとはかぎりません。一方、音楽CDはいくら昔のものでも
現在のプレイヤーで再生できますね。そういう安定したプラットフォームで
再生されるコンテンツと、パソコン用のアプリケーションプログラムを
ひとつのメディアに入れて販売するのはあまりいいやり方に思えません。
インターネットが普及する前のCD-ROM全盛期には意味のある
仕組みだったのかもしれませんが、今となってはとってもレガシーで
痛々しくさえ感じます。

誰だって気に入ったアルバムのデータトラックが見れなかったら、
残念な気分になるはず。そして、パソコンソフトの場合、数年でそうなる
可能性がけっこう高い。ファンとしては、オマケが充実してるのは
うれしいことだけど、見れなきゃ意味がないどころかストレスの元。
だったら、はじめから古くならない部分にコストをかけたほうがいいと
思うのですが、いかがでしょう。何年も売れ続けるようなタイトルに
ついてだけ、いえることかもしれませんけどね。

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寒いせいか風邪が抜けません。セキが出るなあ。

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