これまでたくさんの契約書にサインしてきましたが、やはり今でも
契約書の文章にはなじむことができません。人間社会のダーク
サイドが投影されているからでしょうね。
今日、目をとおしたドラフトは、わりと明るい内容で、怖い表現や
ムカツク制限などはなかったのですが、それでも読み終わると
ぐったりつかれました。先日は、知り合いの会社の契約書作成を
手伝ったのですが、人が作ったものを確認するとき以上に、ダーク
サイドを直視するハメになり、はげしく疲労しました。
肝心なのは約束事の内容なんですから、あの表現形式はもうちょっと
なんとかならないもんですかね。怖すぎ。たとえば、昔、某社(みんな
知ってるゲームの会社)と結んだ契約書の一節はこんなです。
「本契約を締結し且つその義務を履行するにつき、甲は何人からも
拘束或いは制約を受けることがなく、完全な権利者としてこれを為す
権能を有すること」
あー、わかんない! 甲ってどっち? 権能を有するってなに?
「あるいは」を「或いは」って書かれるとなんだか怖い!
上記の例は、わりと堅いほうだと思うんですが、堅い表現のほうが
効き目が強いとかあるんでしょうか。かえって内容の理解が浅くなって
問題の原因になっちゃうと思うんですけどね。
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