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2001/02/19 00:48 グローブ座

起きてすぐグローブ座へ。高田馬場からテクテク歩いた。
13:00の開演時刻には、ちょうどいい感じで間に合った。
たむろしている人々にテレビ業界の気配を感じたのですが、
花輪も「ダウンタウンより」だったりして、まさにそうみたい。

アニやんの芝居は、アニやんのサイトを読んできかせて
もらっているような感覚がした。で、オチがあって、
ああ、突っ放しているようで実はサービス精神旺盛な人なんだな、
と思った。

21世紀は演劇の世紀である、と思っている私ですが、
ちょっと難しいのは、演劇は観る方のスキルや心構えが
映画やテレビにくらべて、より必要とされる点です。
望むと望まざるとに関わらず、観客とアクターの間には
インタラクションが発生してしまうのです。
フィードバックループと言ったほうがいいかな。
なので、見る側がうまく観ることができないと、その空間には
負のフィードバックがうずまいてしまうのですね。
これはインターネット上のコミュニティでも同じことです。
このあたりが難しいところであると同時に面白いところだと
思うわけです。


『SAS特殊任務』(並木書房)という本を読みました。
書いたのは『ブラボー・ツー・ゼロ』でおなじみの
アンディ・マクナブの元上官。オビに「これまでのSASモノの
なかで一番面白い」みたいなことが書いてあったので
買ったのですが、つまんなくはないですけど、
やっぱ『ブラボー・ツー・ゼロ』にはかないませんな。
最近だと、『強襲部隊』のほうが全然おもしろいです。
SASモノじゃありませんが。

ブラボーも強襲部隊も、ひとつの戦いに焦点をあてて、
読者を引き込んでいくのに対して、SAS特殊任務は自伝なんですよ。
半生を振り返る、ってタイプ。
そこが面白さの違いにつながってるのかも。
ただ、ブラボーは翻訳のとき、本筋に直接関係しない部分を
だいぶカットしてるんですよね?
だから、原著は、もっと自伝ぽいのかもしれません。
やっぱり、最初に読んだものが一番印象に残ってるってことかな。


PVは25100。日曜日は、筆者の方々へのお便りがけっこう届きます。

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