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2004/10/30 01:15 ある会話

自転車で出社する途中、ヒザが少し痛くなったので堤防の
上で水を飲みながらぼんやり景色を眺めていたら、
古い折り畳み自転車に乗った50歳代とおぼしき無精ヒゲを
はやしたおじさんが近づいてきて、話しかけられました。

「いい自転車だね。これ重さどのくらい?」
「計ったことないですけど、9キロくらいですかね」
「折り畳めるの?」
「え? いや、折り畳めないです」 (←折り畳めそうには全然
見えない自転車に乗っていた)
「折り畳めないのか……。じゃあ、分解はできる?」
「分解は、車輪をはずすくらいならすぐできますけど」
「ふーん。そう」

おじさんは、自分から質問しておきながらまったく関心の
ないような相づちをうつと、スーッと去っていきました。そのあと
しばらくは、なぜあの人は唐突にああいう質問をしてきたのか?
ということを考えながら走ることができました。いくつかの
心理状態が推測できましたが、当然正解はわかりません。

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