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今日、ちょっと感心したのはこのニュース。 
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20030227k0000m040087002c.html 
『居眠り運転:ひかりの運転手が“熟睡”1700人に影響 』 
 
眠っちゃったのはしょうがないと思いますよ。ひとりであんな快適な空間に 
いたら、熟睡もありえます。なので、運転手が寝てしまっても安全な仕組みを 
構築することが重要なんだと思います。今回の場合は、うまくそれが 
働いて大事に至らなかったわけですね。鉄道のフォールト・トレランスは 
よくできています。年季が入ってるんだな、きっと。 
 
昔むかし、いまは亡きタンデム・コンピュータの仕事をしたときに、コンピュータの 
フォールト・トレランス(耐障害性)に関する本を何冊か読むはめになったんですが、 
そこに、鉄道の制御システムがコンピュータのフォールト・トレランスの基礎と 
なっている部分がある、といったようなことが書いてあったような気がします。 
 
ポイントや信号を制御する機械が止まったり誤作動したらかなりマズイわけで、 
鉄道分野でははやいころから、壊れない、壊れても大事に至らない 
システムの作り方が考えられてきました。そのテクニックや考え方が 
コンピュータのフォールト・トレランスにも受け継がれているのです、 
といった話だったな。 
 
黎明期のハッカーと鉄道マニアはかなりかぶっていたわけですが、 
そんなところにも鉄道とコンピュータのつながりが見いだせてなんとなく 
感心した記憶があります。ボクは鉄道ファンじゃないんだけど、子供のころから 
鉄道の仕組みに関する話は好きなんだな。男の子はたいてい好きですけどね。 
 
と、ここまで書いて、ちょっとgoogleしてみたらば、こんなページが 
ありました。文章はほとんど読んでないのでよくわかりませんが、 
写真だけ見れば伝わると思います。 
http://www.personal.rdg.ac.uk/~sir99jsp/james-pascoe.com/research/research.html 
 
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