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2003/01/15 00:17 自転車とプレコグニション

連休中におたよりをいただきました。2通。抜粋でご紹介。まずは、はやしさん。

> メタノールは無臭です。
> たぶんいろんな研究者から同様のレスがあったと思いますが (^^;;
>
> 自転車にハマってらっしゃって羨ましいです。
> 小生もスペシャのM2+デュラ7700を持ってますけど、事情で乗れない日々・・。
> ツールド能登roomを見るたびに、つくづく自転車好きは素材フェチ&メカ好きだと
> 思います。
> カーボンとかマグネシウムとかチタンとかいうと心が躍りませんか?

ボクはどちらかというと素材よりメカ派でしょうか。でも、雑誌とかで素材関係のうん
ちくを読んでいると気になります。体感しないとわからないことだからかな。
で、メタノールは無臭、と。ご教示ありがとうございます。

つづいてのおたよりは、太田さん。

> 船田さんのコラムには最近よく自転車の話題が出てきますね。
> 私も自転車が好きで、10年前以上のフレームを買ってリストアして乗っています。
> 自分の手で、どんな風にも組み上げられるのが魅力ですね。
> http://homepage.mac.com/kensosha/kensosha/index.html
>
> でも、メンテナンス中によくケガをします。
> スプロケットに手の甲を思いっきりぶつけたりして
> けっこう深手の傷を負ったりします。>>生来の不器用

すげー、マニアックなページですね。一気に読んじゃいましたよ。KLEINユーザーは
やっぱり濃いのでしょうか。古いマシンのレストア、ぼくもいま一番挑戦してみたいこ
とです。でも、なかなか、「こいつをオレがなんとかしてやりたい!」と惚れ込めるよ
うな物件には出会えません。それから、ボクの指も小さなキズだらけです。ほつれた
ワイアが刺さったり、バーエンドと一緒にカナノコで切っちゃったり。

オルトアールの読者様のなかにはけっこう自転車好きがいらっしゃるということが判明
しつつあり、愉快であります。

ページビューは123000。

地下鉄の座席にすわっていたら、向かいに不機嫌そうなおっさんが「よいしょ」とうめ
きながら腰を下ろした。その隣りに座っていた女子のカバンが半分おっさんの尻の下敷
きになった。女子の顔色が変わる。おっさん対女子のガンのとばしあいが発生。ふたり
から発せられる負の波動がオレに影響し弱まらせる。数秒後、両者視線を前に戻し、通
常の車内風景に復帰。おっさんは膝においた黒い皮カバンをあけはじめた。

そのとき、オレのなかの超自然的なパワーが顕在化したのです。そのおっさんが次にと
る行動が詳細なビジュアルとともに脳内に浮かんだのです。「このおっさんは次にこう
するな」と。それによると、おっさんは黒い表紙の細長い手帳を取り出し、ページをく
くり、ボールペンでちまちまとなにかをメモすることになっていました。そして、その
とおりのことをそのおっさんはボクの目の前で行ったのですよ!

あー、ビックリしたー。おっさんが車内で手帳にメモを書くことは、確率的には十分あ
りえることなんですが、ボクには彼がそれを行う直前にハッキリそれをイメージできて
しまったのです。確率の問題とはちょっと違う。

そんなことがあったのは夕方のことで、それ以来、次の予知がいつ起こるかジリジリし
ながら待っているのですけど、それきりまだ起こっていません。ま、次に起こることが
予想できてしまうことって、いままでもなかったわけじゃなくて、きっと誰にでも起
こっていることで、人間の認知能力の不思議な一面を示していながらも、わりと当たり
前な機能なんでしょうね。それがときどき意外な「的中」を生み出すから、虫の知らせ
とか第6感とかテレパシーとして意識されるのかもしません。つまりは確率のいたづ
らってことなのかな。

自転車に乗って走っていると、ほんの少し先の状況を予想する能力が磨かれると思うの
ですが(いきなり車道側のドアをあけるクルマがわかったりする)、もしかしたら、自分
がちかごろよく乗っているせいで、そういう方面に鋭敏になっているだけなのかもしれ
ません。だけってことはないか。十分面白いことであります。




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