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2002/10/31 00:52 キロバイツ

『MacOS進化の系譜』という本が出ていたので、買ってみた。
Mac Power誌の連載記事を単行本化したもので、System7
までのMacOSの話が事細かに書いてあります。文体が
大仰でちょっと疲れますが、温故知新のきっかけがいろいろ
見つかります。

たとえば、初代Macintoshのシステムは、400KBのフロッピー
1枚に全部収まってました。そのフロッピーにワープロ
(MacWrite)まで入れられたんです。いまどき、400KBなんて、
(ADSLなら)数秒でダウンロードできるサイズ。ハードディスク
の容量と比べたら誤差の範囲ですよ。

いまなら数秒あるいは誤差で片づけられてしまうような領域に
完成度の高い完結した環境が作られていたわけです。
そういうことを思い出すと、少しポジティブな気分になるんですよ。
なんでいきなりポジティブになっちゃうのかは、いまいちわかり
にくいと思いますが……。

ページビューは98400。

きょう、iアプリの開発者と話していたら、504シリーズの登場で
プログラムサイズの上限が従来の3倍の30KBとなり、うれしい反面、
これまで無理矢理10KBの世界に適応してきたのに、中途半端に
広くなっちゃって戸惑うこともある、とのこと。あと、テストしなきゃ
いけないマシンが増えたせいで、パケ代がバカにできないん
だとか。ある案件では開発費の10%を超えた、と聞いて驚愕!

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