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2001/05/16 00:27 オンデマンドパブリッシング

目が覚めたら12時30分。あわてて会社へ。13時30分から
打ち合わせがあったんですが、ちょうどよく間に合いました。

ご来社くださったのはコンテンツワークス株式会社(CWI)のお二方。
http://www.contentsworks.co.jp/index.asp
CWIさんはひとことでいうとオンデマンド出版に関するもろもろを
やっているベンチャー企業です。オンデマンド出版というのは、高性能な
プリンタを使った少量生産型の出版形態ですな。注文に応じて必要な
部数だけ印刷するから「オンデマンド」。極端な話、本を1部だけ印刷して
販売することも可能。そうすると、大量生産してもコスト的に見合わない本を
出したり、在庫を持たずに効率よく出版業を営んだりということが可能に
なるわけで、閉塞気味の出版業界では、かなり期待されている仕組みで
あります。

で、そのオンデマンド出版がオルトアールとどう関係するかといいますと、
究極の自動出版システムが実現できるのではないか、と考たりなんか
してるんですよ。

オルトアール上で記事を選択してボタンを押すと、サーバー上のデータを
自動的にオンデマンド印刷用のフォーマットに変換し、CWIさん経由で
印刷製本してユーザーさんの手元に配達。おおまかにはそういう流れ。
たとえば、開放区や本家から自分の好きなコーナーだけピックアップして、
マイエディションの本にまとめることができます。あるいは、スタパライフと
開放区に書き溜めた自分の日記を一冊の本にすることができたら、
これは一種の共著と言ってもいいのではないでしょうか。もし開放区から
「売れる」本を自ら出版する作家があらわれたら、それが究極の成功例
と言えると思います。

どうやら技術的に大きな問題はなさそうで、荒削りなものならば、わりと
すんなり実現できそうです。ただ、書籍としての品質やコストの面では、
まだまだ研究しないといけないことが多そうです。権利関係についても
普通の書籍とは違った考え方が必要になってくるかもしれませんね。
CWIさんのお話では今後、オンデマンド出版のコストはじょじょに低下して
いくだろう、とのこと。将来的にはとっても安く気軽にマイブックを出版できる
ようになる可能性もあるわけです。少し長い目で考えてみたいプロジェクトで
あります。


今日は少し伸びて114,600PV。最近、月曜より火曜のほうがいい数字に
なることが多いかも。

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