嫌みカナーとは思いつつ新宿ルミネに行ってみたところ、
確かにABCは存在せず、売場だったところは地味な衝立で
囲われてました。裏がちょっとだけ見えましたけど、棚や
壁の宣伝ポスターはそのままで、急なデキゴトだった感が濃厚。
売り物の本さえ用意すればすぐ店が始められそうだな、
とも思った。

(アニやん同様)ワタクシの場合もABCといえば六本木店で
品揃えうんぬんよりもまず朝までやってるから愛用していた
クチですね。会社が近かったので、徹夜の合間によく行った。
客筋がもろギョーカイ系でした。薬師丸ひろこがサングラスを
したまま立ち読みしてたり。

南青山の会社に通わなくなってからも、夜中に自転車で
中野から六本木まで走っていきました。WWW以前のことですから
深夜になにか読みたい気分になったら、六本木ABCまで行く
しかなかったわけです。もっとも、たんに走りたくて自転車に
またがったときも、自然と六本木ABCを目指してましたね。
新宿御苑の横を通り青山墓地を抜けるコースが静かで暗くて
心地よかったからだな。そして、走ってハイになった頭で本を
眺めると字や絵がハッキリ見えるような気がしておもしろかった。
ただし、荷物になるので一冊も買わず、立ち読みするだけで
帰りました。夜が明け始めるころ家に着くと、ほど良い疲労感で
よく眠れたような気がします。Webだと体が疲れないから、
そうはいかない。深夜営業の本屋さんはそういう意味で
重要なのかもしれません。

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