今日雑誌を読んでて知ったんですが、日本のイタリ
ア料理の第一人者、落合努さんのお店ラベットラは
１年先まで予約でいっぱいだそうです。ぼくは有名
店願望がほとんどなくて、どちらかというと隠れた
名店発掘派なのですが、ラベットラだけは一度行っ
てみたいと常々思ってました。でも、10分並ぶだけ
でもイライラするのに１年先の予約なんて入れる気
にはまったくなりません。そこで、落合さんの料理
本を買ってきて自分で作ってみました。

選んだのは豚バラのトマト煮込み。１キロの豚バラ
肉を５センチ角に切り強力粉をまぶして焼き色を付
けます。人参、タマネギ、セロリはエキストラバー
ジンオイルで炒め、じゃがいもはさっと揚げるよう
に炒めました。白ワインをいれ強火でアルコール分
を飛ばし、トマト水煮缶を加え煮込みます。味つけ
は塩と胡椒(今日は少な目にしました)。以上、レシ
ピ通り。手数はそれなりにかかりますが、わりとカ
ンタンですね。(写真は、試験的に白インゲンを加
えたバージョンです)

で、食してみた感想は……普通かも。いや、もちろ
ん、まずいわけではありません。もうちょっと強め
に味付けすれば、そのあたりのイタ飯屋さんで出し
ても「おいしーい」と言ってもらえるはず。でもね、
１年先まで予約で埋まるような味じゃないですね。

ますますラベットラに行って、味の秘密を盗みたい
という気になりました。ただ、たぶん、今回の場合
は、バラ肉の善し悪しでほとんど決まっちゃったん
だと思います。近所のスーパーで100グラム100円の
ヤツを無造作に選んで買ってきたんですが、それじ
ゃあまりにもアマチュアっぽすぎたか、と。

ときどき鶏肉で似た料理を作るんですが、鶏肉専門
店のちょっと高い肉を使ったときと、スーパーのパ
ックものを使ったときでは明らかに味が違います。
当たり前といえば当たり前なんですけど、素材の威
力は絶対的ですな。

というわけで、今後の課題はおいしいバラ肉の入手
ということになりました。それと、素材の違いより
も、料理法の違いが際だつ落合さんレシピを探して
もう少し研究してみるつもりです。


ページビューは32300。Visitsは4340きてるんですが、
かなりヘコミましたね。金子さんのイラスト、すご
いことになってるんですけどね。写真かと思いまし
たよ。写真みたいなイラストってほめ言葉になって
ないのかもしれませんが、金子さんの場合は、リア
ルな中にほのかな狂気が感じられるんですよね。気
のせいでしょうか？