新宿や池袋のスタバに行くと「寝ないでください」「長時間の
勉強はご遠慮ください」「荷物を置いて外に出た場合は、
拾得物として警察に届けます」といった内容の張り紙を
見ることができます。新宿西口のヨドバシカメラのそばの
お店には「数分間目を閉じる行為も寝ているとみなします」
みたいなことが書いてあって徹底してます。きっと、店員に
注意されて「いや、ちょっと目をつむってただけっすよ」なんて
言い訳した人がいるんでしょうな。

たしかに一時期は深夜の漫画喫茶あるいは夏休みの
図書館みたいになってて、悲惨だった。何時間前に
オーダーしたのかわからない中が乾ききったコップの前に
教科書を広げ、その上につっぷして眠っている若者の姿を
見ると、邪魔だと思うと同時に、かわいそうに行くところが
ないんだなー、と思ったものです。

あのスタバを追われた若者たちはいまどこにいるんでしょうか。
もしいまも安楽の地を求めてさまよっているとしたら、
おじさんはルノアールをオススメするよ。十数年前、
ワタクシはほとんどルノアールに住んでいたといっていい
時期があるのですが、なんにも文句いわれたことないです。
軽く４〜５時間は居たんじゃないかな。最初に頼んだ飲み物が
なくなっても、３回くらいはお茶を運んでくれました。お手拭きは
出るし、新聞は読み放題だし、客層が複雑で観察しがいあるし、
と愉快でした。住んでる系の客はほかにもけっこういて、
電話の呼び出しをしてもらって、秘書センターのように
活用しているオッサンもいましたね。あそこまでは
できなかったけど、コンビニエンスな空間でしたよ。

さすがに今では、電話呼び出しお断りになってる店が多いと
思いますが、ゆるーい雰囲気はあんまり変わってないように
思います。椅子が低くて寝心地いいしね。
というわけでスタバを追われたみなさんはルノアールへ行って
みるといいと思ったという話でした(同意する人は少なそう :-)

ページビューは193700。