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洋楽事始メ Our Western Music Studies - From the Day We met 12-Tone Scale To Japanese "J" Pop - |
「洋楽コトハジメ(2007)」から「ノオト/トオン(2010)」を経て、第3弾となる『洋楽事始メ(2011)』。音楽上の概念である「調性」を、平均律が輸入された文明開化以後150年の時空を超え、音楽と人とのアンサンブルにアサインを試みる調性オンガク演劇。 12音階平均律x感覚x知覚xゆらぎxJポップ… あたかもバンド生演奏のようなお芝居、4名の俳優が織りなす75分ノンストップメドレー。 本作品は、横浜トリエンナーレ2011期間中の9月〜11月に合わせ、公開稽古(9月)→レクチャー&サウンドライブ(9月)→第1回上演(10月)→レクチャー&サウンドライブ(10月)→第2回上演(11月)、といった形のワークインプログレスが試みられ、『洋楽事始メ』という同じテーマを掲げた音楽と演劇のあたらしい融合の形が実現されました。 〈出演〉 田中夢 熊谷知彦 モリィ・バーンズ 平松れい子 〈スタッフ〉 作 演出:平松れい子 楽曲提供: オオルタイチ、Joseph Nothing、Morry Burns、竹内律 美術・照明: 青木祐輔 衣装: さとうみちよ(Gazaa) 記録: 岡野圭、柴田聡子 制作: 根津悟、後藤久美子 企画・制作: ミズノオト+試聴室 2011 共催: NPO法人 黄金町エリアマネジメントセンター 会場:黄金町・高架下新スタジオSite D 試聴室2011(予告映像がみられます) |
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Lecture & Sound Live About YOHGAKU-KOTOHAJIME. "洋楽事始メ"に関連するライブ+レクチャー 演劇作品とともに、そのバックボーンとなっている音楽のあれこれを考えるレクチャー&ライブ。日常何気なく耳に入ってくる「音楽」を様々な角度から解剖・研究。 ●レクチャー:岡ノ谷一夫 x ライブ:福岡ユタカ、横川タダヒコ 言語の起源を小鳥のさえずりで研究する生物言語研究者、岡ノ谷一夫。音によってコミュニケーションを取ろうという脳の根源的な機能や、言葉の獲得のプロセスなど個性溢れる研究で知られる。 福岡ユタカは、近田春夫とヴィブラトーンズ、PINKといったバンドで活躍した後、その類い希なる歌唱力でフリーヴォーカリゼーションを中心にソロ活動を開始。世界各地の民俗音楽や、 自らの故郷の伝統芸能「石見神楽」とのコラボレーションを積極的に展開している。今回のライブでは、 電子楽器と各種生楽器を併用する独自のスタイルで知られ、4-D、P-Model、After Dinner、Metrofarceなど数多くのバンドにも参加している横川タダヒコと共演。レクチャーとライブをとおして、音楽と言葉の関係を探求する。 ●レクチャー・パフォーマンス:モーリー・ロバートソン × mo:ld ジャーナリスト・アーティスト・ラジオDJ・マルチプレイヤーとしての顔を持つモーリー・ロバートソン。 彼のサージ・アナログシンセサイザーの演奏を交えながら、これまで辿ってきた音に関する知見の変遷や 調性・脱音階などをまじえたトークを「レクチャー・パフォーマンス」という新たなスタイルにて上演。 この日の進行はミズノオトの平松れい子が担当し、2011年に結成したばかりの "mo:ld"の演奏が随所にカットアップされる予定。 Kumax(from NERVE NET NOISE)とMarina Yanagisawa、Morry Burnsからなるmo:ld。 メンバー自身の マニュファクチュアによるエレクトロニック・サウンド・イクイップメンツと既製楽器 の特殊奏法を用い、物音が響を経て調性を得ていく過程の状態変化をドキュメントとして公開する役回り。レペゼンBLUE tal YOKOHAMA。 ●レクチャー&ライブ 高良久美子 青木タイセイ クルト・ワイル 即興からミュージカル、映画音楽、クラシックまで、幅広く活躍する高良久美子(Vib,Per,etc.)と ジャズをベースにJ-POP、ラテン、インプロと様々な分野を行き来する、青木タイセイ(Tb,Key,etc.)。 二人が敬愛する、クルト・ワイルの楽曲をDUO形式にアレンジして演奏。 クルト・ワイルは1920年代〜1940年代に活躍したドイツ出身の作曲家。クラシック〜ミュージカル、 演劇音楽を数多く手がけ、「三文オペラ」をはじめ、数多くの曲が現在でも歌い継がれている。 レクチャーは、クラシックとジャズ、アカデミックに西洋音楽を学んできた二人に、 作曲やアレンジのこと、楽譜のことなどを 経験談をもとにわかりやすく解説。 |
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