2007,6,29 21:30開演 シビウ・ラドゥスタンカ国立劇場コートヤードにて
作/フランツ・カフカ 演出/平松れい子 プロデュース/三宅文子
広場。行き場を阻む「門」。
限りなく透き通った、実在も不確かな「門」の前に立つ門番。
そこへ、男がやってくる。
「入れてくれ」
「今はだめだ」
「いつなら入れてくれる」
「わからない。でも今はだめだ」
掟の門に入りたい男と、それを阻む門番。

4センテンスを最小限のミニマルなテーマ・ダイアログとして発展させていき、構成される。日本語・英語・ルーマニア語の交わう問答が執拗にループされ、あたかもラベルのボレロのように繰り返される。

掟の門の奥には一体何があるのか。
罪とは何か。善悪を決めるその定義とは?
カフカが示した人種を超えた問題提議を、さらにシンプルな骨組みにして肉付けしなおして描きだすショート・ピース作品。

出演
Horia Nicoara(ラドゥスタンカ国立劇場)、古木知彦


制作進行
久保田夏実
協力
欧州文化首都シビウ2007国際ボランティア研修参加メンバー、シビウ市ラドゥスタンカ劇場
サポート
EU・ジャパンフェスト日本委員会
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